さてさて、そろそろ何か始めないとな

さいたま市のソフトウェアエンジニアのブログ

micro:bit という学習教材の課題

micro:bit とは

5㎝ × 4㎝ の大きさで、重さが5g

この小さな基盤に、温度センサーやモーションセンサー(動きを感知するもの)が搭載されていて、5×5のLED表示がついています。

低電力で動作するネットワーク機能ももっていて、乾電池で動作することができてしまいます。

USBやネットワークの機能を利用して、パソコンやタブレットと接続することができて、子供でも簡単にプログラムして、動作させることができるという優れものです。

 

micro:bit財団というところで推進されているのですが、とにかくわかりにくいページなのです。私の力量不足なのは間違いないですが、内容を理解するのに、結構時間かかってしまいました。

microbit.org

 

この micro:bit というものが、最近の小学生の学習教材になっていることを最近知りました。

 Amazonでも購入することができますし、Amazonのレビューでも評判が良いです。

先日 Sofmap店頭にもおいてあるのを見かけました。

BBC micro:bit go スターターキット リテールBOX(CFD販売 6ヶ月製品保証付)

BBC micro:bit go スターターキット リテールBOX(CFD販売 6ヶ月製品保証付)

 

 

なにができるの?

なにができるのか、おそらく、上の文章だけでは伝わっていないだろうと、私も思います。

なんでもできるらしいです。

夢は無限大

 

心の曇った大人の私には、ちょっと、わかりにくい。

この本体だけでは、モーションセンサーとLEDと温度センサー、あとボタンくらいしかありませんので、一人一台もって、早押しゲームができたり、電光掲示板もどきに文字をながしたりできる程度でしょうか。

子供の発想だと、もっといろいろできるのかもしれません。

このmiro:bit に、スピーカーや距離センサーや制御スイッチを簡単につなげるユニットが等々が販売されています。その他にもいろんなセンサーがつながります。

また、ロボットや車のような工作キットに、このmicro:bitを組み込むことで、自分のプログラム通りにmicro:bit経由で動かすことができます。

ネットワークの機能やセンサーの機能をつかうことで、いろいろなことができるようになる訳です。

すごいですね。

 

本体自体は数千円ですし、センサー類も千円程度なので、それほど高価なものではありません。

世界中で学習教材として、非常に流行っているみたいです。

日本でも取り入れ始められているようですね。

 

夏休みの自由研究は、みんなこれを使って、何か作ってくる時代なのかな?

  

 

モノを作る楽しさを教えたいのではないのかな

モノを作る楽しさを教えたい。

そうだとするなら、micro:bit 使わなくても、輪ゴムと紙と割りばしでもいいじゃないかと思ってしまいます。モーターと電池と豆電球もつかって良いことにしましょう。

できることは無限大です!

 

限られた材料で、どんなことができるのかを教えてあげるのって、重要だと思います。

 

紙飛行機や竹とんぼが何故飛ぶのかとか、乾電池やモーターの仕組みをちゃんと教えて・・・。

それから、micro:bitなんじゃないかと思ってしまいます。

 

JavaScript、Python のプログラムを教えることが目的ではないと思うので、よっぽどプログラムに興味がある子供意以外には強要しない方が良いと思ってしまいます。

なぜなら、ソフトウェア開発以外に役に立たない知識。

それに、ある程度、単体でプログラムすると、周辺デバイスをつなぐことになると思うのですが、そこで、IICとかSSIの通信制御を理解するのは、大変なのでは?

それを理解できないと、なんでもはできない。できることだけ。

 

 

日本の小学生教材には、まだ早い気がする。

海外の小学生なら、こういった教材によって、本当に活躍できる子供が育っていくと思います。

けど、日本の小学校って、先生が教えたとおりに回答しないと、不正解にする文化が未だにあるのではないのでしょうか?

そんな環境で、自由な発想でのプログラミングを求めて大丈夫ですか?

不良生徒増えるのではないかと懸念してしまいます。

 

今の小中学校って、それほど自由な雰囲気を感じません。

3+3+3+3の文章問題を、3×4と解いた子は、まだ教えられていないからという理由で不正解をもらったニュースは結構最近だった気がします。

プログラムを教える前に、教育方針を考え直さないといけないことが、まだまだ多いのではないかと心配です。

 

家ではmicro:bitを使って自由な新しい発想で、たくさんのものを作り出して、学校に行ったら先生の教えたこと以外は知らないフリをして過ごすっていう子供が増えるのは困ります、

 

子供たちに発想力を求めるために、十分micro:bitは活用できると思います。

それと同時に、子供たちに自由に発想して良いと感じれる環境つくりも同時にしてあげて欲しいです。

そうすれば、社会に出た子供たちは、ソフトウェア開発どころか、様々な業界で新しい発想で、何かを生み出してくれるのではないでしょうか?

 

おわりに

関係者の方々に不快な思いされそうな文章ですが、一保護者の考えとして、軽く詠み飛ばしてください。

 

もう、すでに改善されているのであれば、本当に余計なお世話なことが書かれた記事だと思います。

私の認識不足です、申し訳ない。

 

先日からずっと、会社のプログラム学習用に教材を探していて、そんなときに、このmicro:bitに辿り着きました。

その関係で、いろいろ調べていたのですが、ちょっと気になる思いが溜まってしまったので、吐き出させていただきました。

 

良い教材なのは、間違いないです。。。

環境と順序さえ間違えなければ。

と思います。