USB Type-C 未対応の謎
先日購入したHUAWEI nova lite 3ですが、USB Type-C未対応だったので、めでたく嫁に差し上げました。
USB Type-Cに対応していたら嫁から奪うとこでした。運の良いやつめ。
これからは、USB Type-Cが主流になるのかと思ってた。
2015年3月に発売されたMacBookに採用され、iPad PRO、SONY Xperiaなど、その他各社から発売のスマートフォンもUSB Type-Cになってきています。
Nintendo SwitchもType-Cの形状です。
HUAWEIのスマートフォンもこれだけの端末がUSB Type-Cで発売されていました。
- Mate 20 Pro
- Mate 20 lite
- Mate 10 Pro
- Nova 3
- P20 Pro
- P20
- P20 lite
- P10 Plus / P10
- honor9
なのに、何故か、最新のHUEWEI nova lite 3はUSB Type-Cじゃないのです。
予想外で驚きました。
ちなみに、先日購入したASUS VivoBook S13もUSB Type-Cポートが付いているのが購入の決め手でした。
そもそもUSB Type-Cって
一般的な説明は、メーカーサイトがわかりやすいので、お任せします。
USB Type-Cは、裏表関係なく接続ができる新しいUSBコネクタの形の規格です。
ただし、裏表関係無く、挿せるだけが売りではないのです。
超高速データ転送
今までのUSB 2.0の20倍の速度でデータ送れる USB 3.1という規格が実現できるのは、USB Type-Cです。
少しややこしいので、誤解が無いように補足すると、USB Type-Cだから、USB 3.1対応という訳ではなくて、USB 3.1に対応するためには、USB Type-Cじゃないと駄目ってことです。
もちろん端末側でUSB 3.1に対応していないと、いくらコネクタがUSB 3.1でも駄目ってことです。
このデータ転送速度があるので、USB Type-C のケーブルで別のディスプレイを接続することができます。
これは、USB Type-C *1 で接続できてしまうディスプレイです。
PHILIPS モニター ディスプレイ 328P6VUBREB/11 (31.5インチ/「Display HDR 600」認証/HDMI/USB Type-C/4K/5年保証)
- 出版社/メーカー: Philips(フィリップス)
- 発売日: 2018/08/30
- メディア: Personal Computers
- この商品を含むブログ (1件) を見る
USB Type-CをHDMIコネクタに変換するアダプタなども発売されています。
もちろん、ディスプレイだけではなくて、外付けのSSDなんかを USB Type-Cケーブル一本で接続できてしまいます。そうするとデータが高速で読みだせます。
私の所有している SONY Xperia XZ1も、USB Type-Cで、上の製品が接続できてしまいます。では無理でした。
(SONYのスマートフォンはDisplay Port alt対応製品無いので、Displayは無理です。まだ、試したこと無いですけど。)
nova lite 3のCPUは、高性能なものが載っているので、全然無理では無い気がしてました。
しかし、当然接続機器が増えれば、HUAWEIさんの販売前のテストや、サポートは大変でしょうが、それが対応しなかった理由?
新充電規格 USB PD(Power Delivery)
もう、一つUSB Type-Cのコネクタが実現する規格として、大きいのがこれです。
USB PD対応製品は、USB PD対応充電器をつなぐと、あっという間に充電できる。
逆に、USB PD対応製品は、ディスプレイをUSB Type-Cコネクタで繋いだ場合に、ディスプレイの電源もスマートフォンから供給することができます。
USB Type-Cのコネクタがあって、USB PD対応の製品は、電源をもらったり、あげたりすることが一つのコネクタでできてしまうのです。
じゃぁ、USB PD対応のスマフォとUSB PD対応のスマフォをつないだら、どっちが充電で、どっちが供給するのか。実は、運次第みたいです。
HUB経由ではどうなるのか、・・・・わかりません。
少し複雑な規格で、非常に大きな電圧をやりとりできるので、これで失敗すると端末を壊す可能性がでてきます。
これを対応してくれたら、ユーザーにとってはとても便利なのですが、メーカー側にとっては、価格の安い端末で対応するのは大変ですね。
結局、USB Type-Cと従来のType-BとLightningを三種類もちつづけないとあかん
次のiPhoneもUSB Type-C対応しないような噂も聞こえてきます。
これからはUSB Type-Cがどんどん増えていって、いろいろな種類のケーブル持たなくても済むようになるのかと期待していたのですが、まだしばらく複数持たないと駄目そうで残念です。
あらためて、USB Type-Cについて、調べてみたら、便利だけど、メーカー側は対応大変な規格だなと実感してしまいました。
今後、USB Type-Cが廃れてしまわないことを期待します。
追記 2019/2/23
USB Type-Cのディスプレイ表示対応について、整理した記事を追加しています。
こちらもどうぞ。
*1:ただし本体側がDisplay Port altに対応している必要があります