映画 パタリロ公開日が 6月28日に決定したニュースを見ました。
現在、大好評上映中の「翔んで埼玉」の作者、魔夜峰央さんの代表作です。
「パタリロ」は、1978年から連載を開始し、現在単行本が100巻まで発売されている漫画です。
40周年の漫画で、現在も話が続いています。
過去にアニメ化もされていて、コアなファン層に根強い人気がある漫画ですが、一般大衆には訳あって、受け入れられにくい漫画です。
「パタリロ」100巻をどのように読むべきか
単行本巻数が多い漫画
全200巻の単行本「こちら葛飾区亀有公園前派出所」が、1976年から連載を開始していますので、ほぼ「パタリロ」と同じ時期です。
それ以外にも、200巻に到達しそうな漫画というのはあります。
既に、まとめられている方が既に居ましたので、紹介。
少年漫画の長期連載ものとして、勢いありすぎるのは、このあたりでしょうか。
- 「名探偵コナン」は、2018年10月18日に95巻
- 「ワンピース」は、2019年3月4日に92巻発売
- 「ジョジョの奇妙な冒険」は、63+17+24+19巻
まだまだ、終わりが見えません。どこまで続くのでしょう。
ここまで巻数が多いと、1巻から全て読むのは大変そうです。
1巻からストーリー連続
「ワンピース」は、1から読まないといけない気がします。
良くこれだけの長期間に渡って、連続したストーリーを作ることができるものだと思います。本当にスゴイですね。
先日、作者の尾田栄一郎さんが、明石家さんまさんと対談されているTV番組を見ましたが、考えかた、発想力が一般の人とは違うのだろうなと思いました。日本でTOPレベルの神がかった人達だと思いました。
だだし、これから読んでみようと思っている方は、1から読まなければなりませんので、新規の方を受け入れにくいですね。
「ジョジョの奇妙な冒険」の荒木飛呂彦さんは、さすがですね。途中から、読めるようにする意図でしょうか、単行本を刻見始めました。しかし、1から読まないと意味がわからないところはでてきてしまいます。
1巻から背景、主人公設定はあるものの、全体のストーリーはやや進むものの、基本的には、ストーリー毎に完結
「名探偵コナン」がこの分類
こちらも非常に人気の高い作品です。
しかし、いったい、いつ話が進むのでしょうか、主人公は25年の月日が流れても小学生のままです。
漫画の中で季節感のある内容が多いため、何度正月を迎えても歳をとれない登場人物達が不憫です。既にサザエさん状態です。
漫画の中の世界観が、日常に近いので、違和感を感じてしまいます。
「ゴルゴ13」も、この分類かな。
途中の巻から読み始めても基本的に内容が把握できますが、微妙なところで
昔のストーリと繋がっているため、結局昔の巻に遡って読み返さなけれならないです。
1巻から背景、主人公設定のみ共通、基本的に一話完結
「こちら葛飾区亀有公園前派出所」や「ドラえもん」がこの分類です。
どこから読んでも、安心のクオリティ。
床屋や、ラーメン屋の待ち時間で、気軽にとって読み始めても、前のストーリーとの関連性があまり無いのが特徴です。
そして、冒頭の「パタリロ」も、この分類です。
100巻もあると、1から読むのは面倒だなと思う方もいいると思いますが、複数の単行本にまたがっているストーリーは、99巻と100巻のセットだけだと思います。
それ以外は、基本的に、金太郎飴のように、どこで切っても金太郎です。
あまり最初の巻から読む必要は無いです。
最初の頃の巻よりも、マライヒ(男性)の子供が生まれた以降の後半の巻の方が、一般受けするストーリのため、オススメしやすいです。
後半の巻は、ギャグと妖怪とSFと落語の入り混じった雰囲気の世界観になっているので、パタリロを他人に単行本でオススメするなら、後半です。
映画「パタリロ」が心配な理由
映画の話に戻りますが、パタリロで演劇や、映画にできるレベルの内容となると、ストーリー性が強かった初期の巻になると想像しています。
しかし、前半の巻は、BLとハードボイルドとギャグが入り混じった、複雑な世界観なので、一般の方にオススメしにくい内容が多いのです。アニメはキャクターの可愛さや、格好の良さでなんとかなっていましたが、映画は厳しいでしょう。
アニメでは違和感ありませんでしたが、実写で、猫が喋っても、不気味なだけになってしまいます。
同じように、パタリロが喋るというのは、猫や、潰れた大福が喋りだすのを実写で見させられて、違和感を感じなくて見れるのかということです。
実写版「デビルマン」「キャシャーン」「ガッチャマン」などと同じような結果に終わらないと良いのですが
映画「翔んで埼玉」が予想以上の大ヒット爆進中なだけに、比較されてしまうと、さらに厳しい評価になるのではないかと思います。
「翔んで埼玉」を漫画家 山田玲司先生も絶賛
東京都出身、現在埼玉県越谷市在住の漫画家 山田玲司さんが、映画「翔んで埼玉」を30分間ぶっとおしで熱く語っています。
非常に面白い動画でした。
動画の中で、埼玉県在住の山田玲司先生は、熱く語っていますが、その他の方は、非常に醒めてました。実際に埼玉県民以外の反応がどうなのか、非常に気になります。
期待と不安
パタリと映画化、原作が、昔から大好きな漫画なだけに、今から、とても心配です。
心配を大いに裏切ってくれる映画であってほしいと、期待するしかないですが