今日も疲れた。
顧客から怒られ、隣の部署の担当からは怒鳴られ。
もう、あほかと
日経xTECH にて、「謝る技術」というコラムが、とても身にしみた。
この「謝る技術」のコラムで、以下のような記事を書かれていました。
- トラブルの収拾つかず、謝り方を知らないITエンジニア
- 相手を逆なでする謝り方、やりがちなNGパターン
- 「ただのバグですね」は禁句、相手の怒りを和らげる謝り方
システム開発業務において、「謝る技術」は、非常に重要です。
おそらく、システム開発をしている時間よりも、謝る時間の方が多いくらいの感覚です。
謝るためにソフトウェア開発エンジニアになったのではありません。
謝るのが楽しいと思う人などいません。
しかし、この誤り方を間違うと、無駄な仕事が増えます。
もう本当、疲れる。
この記事では、実際の現場のシチュエーションの実例で、顧客(クライアント)とシステムエンジニアの会話や、メールの実例をもとに、悪いパターンが紹介されています。
それに対して、どのように謝るべきかを紹介されています。
どこの業界でも、同じです。
この記事で紹介されているユーザー企業のシステム担当者は、良い人です。
このような良い性格の担当者と相手をしているエンジニアは、羨ましいです。
このようなケースでは、謝るべきところは、誤ったほうが早い。
しかし、誤って済むケースなんて、ほとんどありません。
誤って済むレベルのバグなんて、よっぽど小さなバグでしょう。
- システム障害で数時間システムが停止
- ソフトウェアの不具合によって、顧客のところにユーザーからのクレームが大量に寄せられる、返品が発生
謝ることで済ませようとしているとして、顧客がさらに怒り出すケースもあります。
私の職場では、既に手遅れなので、謝るのが無駄です。
誤って済まない。
ここは諦めて、怒られましょう。
原因特定、対策を全力でやりましょう。
ソフトウェアに限らないかもしれませんが、会社の同僚の誤り方(顧客との対応の悪さ)によって、余計な仕事が増えるケースは、数多くあります。
一部のエンジニアの方は、「俺は不具合なんか出さないから関係無い」とか言うかもしれませんが、不具合の無いソフトウェアなんてありません。
不具合の無いソフトウェアしか扱ったことが無いのを自慢しない方が良いと思います。
「この人は、そんな簡単なシステムにしか関わってないのだな」と思われてしまっていることでしょう。
そういう経験を若い内にしているエンジニアは、真剣に次に同じ不具合を出さないためにどうすれば良いのかを真剣に考えます。
ソフトウェア開発エンジニアに必要なのは、基本情報処理や応用技術情報よりも、謝る技術検定なのかもしれないと感じます。
何か私、悪いことしましたっけ?
今年は、ほとんど関わっていないシステムの不具合対応しかしていないです。
もう疲れたよ。パトラッシュ。
これからソフトウェア開発エンジニアを目指している方へ
- とりあえず、大火事になる前に誤っておけ。
- 誤り方の下手なエンジニアには近づくな。
- 社会に出ると理不尽なことばかりだ。
今後、うちの職場でも、必須教育として「謝る技術」を全員に叩き込もうかな。