在宅ワークではノートパソコンを利用して作業される方が多いと思います。
パソコンでは、たくさんのアプリケーションを起動できます。たくさんの画面を開くことができます。
あっちのアプリケーションの画面を開いて、こっちおアプリケーションの画面に切り替えて、また、あっちのアプリケーションの画面を表示して・・・。これがとても煩わしい作業になります。
それを解決するために、外付けで画面を追加してしまえば良いのです。
そうすれば、あっちのアプリケーションの画面をみながら、こっちのアプリケーションで文書作成ができます。ZOOM等の会議中に別の画面に資料を開いて参照するといったことも可能になります。
外付けで画面を追加する手段として、以前記事を記載しました。
しかし、残念なことに、この方法ではすべての端末が同じWIFIに接続していて、全ての端末に共通のソフトウェアをインストールしなければなりません。
個人で所有しているノートパソコンを自宅で利用する分には有効なのですが、会社のノートパソコンに余計なソフトウェアをインストールすることができません。また、外出先等では、同じWIFI環境に接続するのも大変です。
そもそも、あまりスムーズに動作しないという欠点があります。サブディスプレイで参考資料を表示して、メインで資料作成程度であれば、十分有効ですが、メインで資料作成、サブディスプレイでメール作成等のどちらも快適な表示速度を求める使い方には不向きです。
そこで、今、売れているのがモバイルディスプレイです。
iPadやAndroidのTabletが外部映像入力をそのまま表示してくれる機能があれば良いのですが、いまだ実現されそうにありません。現時点の選択肢としては、専用のモバイルディスプレイを購入するしか手段がありません。
モバイルディスプレイの選び方
画面サイズ、解像度
画面サイズは、大きければ大きいほど、 良いものです。
例えば、今人気のノートパソコンのディスプレイは、13.3~14inchが主流です。
ASUSのExpertBookが14inchです。解像度はFullHDの1920✕1080。
そして、VivoBook 15がディスプレイサイズ15.6inch、解像度がFullHD(1920✕1080)となっています。
違和感なくサブディスプレイにするならば、接続する予定のノートパソコンと同じか、それ以上のサイズがオススメです。
サイズや解像度がメインの画面と異なっていると、アプリケーションを画面の間を移動したりした場合にスムーズに移動した感覚が得られず、作業効率が下がってしまう可能性があります。
多少のサイズ違いであれば、それほど影響は無いと思いますが、できる限りあわせておいた方が使い勝手は良いと思います。
4Kの解像度が必要かと悩む方も多いことでしょう。4K解像度のモバイルモニタはまだまだ高額です。
4Kを選択するのであれば、モバイルでは無い普通のPC用ディスプレイにしましょう。外出先で4Kが必要であれば、まずは本体側のディスプレイを4Kのものに買い替えてから悩んだほうが良いかと思います。
重さ
モバイルですから、重くてはなりません。ノートパソコン本体でさえ、995gの時代です。それ以下のSpecを選択しましょう。
形状
スリムベゼル(狭額縁)のものを選ぶことをオススメします。
モバイル用途ですから、持ち運び安いものを選択するべきです。せっかく画面サイズ、解像度をノートパソコン本体にあわせたのですから、ベゼル=画面以外の面積が大きかったら、ノートパソコンと一緒に持ち運ぶ際に、モバイルディスプレイの方が大きくなってしまいます。せっかくのモバイルディスプレイを購入しても、持ち運ばれなくなってしまっては、もったいないですね。
接続方法
ノートパソコンにUSB TYPE-Cの端子があるのであれば、USB TYPE-C一本で接続できるものを選びましょう。ノートパソコンがディスプレイを駆動できる電流を出力できる機能をもっていれば、ケーブル一本で接続できます。ディスプレイ用に電源タップを必要としません。
ただし、USB TYPE-Cの端子があるからといって、Display出力できるわけではありません。私のノートパソコンや職場のデスクトップパソコンにもUSB TYPE-Cの端子がありますが、3台中1台しか対応していませんでした。購入前に所有してるPCのSpecをメーカーのホームページ等で今一度確認した方が良いです。
HDMIの入力があれば、なお良いです。HDMIしか出力できない機器も多いです。HDMIの入力端子があるのであれば、変換ケーブルを別途用意すれば、ほとんどの接続が可能です。
画面表示色
安かろう、悪かろうの製品です。
画面の発色が良い、画面が暗すぎないというのは、重要なポイントです。
しかし、カタログにSpecを記載していない製品も多いです。
表示色が1677万色以上となっているなら、安心です。
また、Adobe 100%と記載されているなら、抜群です。「赤」が正しい「赤」を表示してくれるディスプレイです。
Adobe RGBとsRGB、用途に合った色域のモニター選び | EIZO株式会社
しかし、よほど高額帯しか、このあたりのSpecが記載されることはありません。
実際に店頭で確認するのが一番ですが、難しい場合は、Amazonのレビューや価格.comのレビューを確認してみるしかありません。
価格.com - モバイルディスプレイのPCモニター・液晶ディスプレイ 人気売れ筋ランキング
モバイルディスプレイは、どこで購入できるのか
私が住んでいる近所のヨドバシカメラ、ソフマップ、ビックカメラ等を見てきましたが、ほとんど商品がありませんでした。
結局、天下のAmazonになってしまいますね。
ASUS MB16ACE モバイルモニター モバイルディスプレイ 薄さ9mm・最軽量710g、USBで簡単接続 15.6インチ IPS フルHD ブルーライト軽減 USB Type-C
- 発売日: 2020/04/10
- メディア: Personal Computers
ASUSの廻しものではありませんが、値段が手頃で性能と品質が安心できるのを選ぶとASUSになってしまいます。ASUSであれば、日本の代理店もありますし、サポート窓口も日本です。
以前よりも、かなり安くなってきていて、個人的には悔しいです。
この製品であれば、15.6inchでFullHD、重さ710g、ベゼルもそれほど邪魔にならない形状です。USB TypeC一本で接続可能。しかも縦に利用することも可能です。
この製品、画面の右下の電源の横に穴が空いているのですが、この穴にPenを差し込むとディスプレイを立てることができるようになっています。角の穴ですから、横でも、縦でも利用可能です。
一応、スタンドとしても利用可能なスマートケースも付属しますが、意外に、この穴の方が使い勝手良かったりします。
Amazonでは中国のモバイルディスプレイ販売店が多数
他にも、「cocopar」、「Lepow」、「MISEDI」、「EVICIV」等の中国Makerがモバイルディスプレイの販売に力を入れていて、非常に多数の製品があります。
だいたい、中に入っているPANEL部品は、同じものですので、それほど性能に対して大きな違いは無いと思います。初期不良時や故障時の対応に不安が無いかどうかは確認必要です。
Amazonが発送している商品については、初期不良時はAmazonに返品が可能です。しかし、そうでない場合は、返送先を販売店に個別に確認しなければなりませんし、返品受け付けない場合もあります。
上記販売店については、私が確認したところでは、対応できているようでした。それ以外の販売店を選択する場合は、注意した方が良いです。
MSIというメーカーもモバイルディスプレイを出しています。MSIというメーカーもASUSと同じくらい、日本のサポートが充実したメーカーです。個人的には好きなメーカーさんですが、ちょっと重いのが残念
私が先日、やすさに釣られて購入したのは「EVICIV」製の以下です。とくに問題ありません。稀にタイムセールをしていたりしますので、Amazon監視してみるのもありかもしれません。
商品のレビューっぽいものは記事に起こしておきました。参考までに
www.inack.tokyo 現在、これは職場に常駐用にしてしまって、個人用にはASUSをと、次の機種物色中ですw