さてさて、そろそろ何か始めないとな

さいたま市のソフトウェアエンジニアのブログ

我が家のプロジェクターはこれに落ち着きました。BenQ TH585

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プロジェクターに関する記事を過去にいくつかあげています。

現在、我が家で活躍しているプロジェクターは、BenQというメーカーの「TH585」という機種です。

去年購入したプロジェクター YABER プロジェクター

実は昨年の5月に格安で購入したYABERメーカーのプロジェクター があります。

現在 2021/3/21時点でも購入可能な製品です。

7000lmというSpecで明るさは十分と期待していました。

※ANSIルーメンではないので、BenQの3500lmよりも少し暗い。

Full HDの解像度ですので、NETFLIXやAmazon Prime Video等では十分。

www.inack.tokyo

7ヶ月程利用しました。まだ壊れていません。耐久性も申し分ないです。

実際、気に入って自宅で映画三昧でした。

自宅でも大画面で映画が見れると喜んでいたころでしたが、昨年末、久しぶりに映画館に行って映画鑑賞をしたのです。

映画館の映像って、色が綺麗なんです。画面が鮮明なんです。

それ以来、自宅のプロジェクターの色味が薄いことに気がついてしまいました。

自宅のプロジェクターは、色味が薄くて、鮮明さも欠けるのです。

いや、買ったときから気がついてはいたのです。しかし、当時は、自宅で100inch大画面が見れることだけでも、十分に感動できていたのです。

しかし、気がついてしまいました。『本当の映画の映像は、もっと綺麗な映像なんだ』

BenQ TH585 に値段の差の性能を実感

そして、昨年末に購入し直したのが、「BenQ TH858」です。 

 YABERは、2万円以下のプロジェクターでした。本当にお値段以上に良い製品です。

BenQ TH585の価格は、YABERを4台は買えます。それくらいに価格が違います。

プロジェクターを選ぶ際に、以下の項目が良く言われています。

  • 画素数(解像度):1080p (1920x1080)
  • 明るさ:3500ルーメン
  • 焦点距離
  • 騒音
  • 接続端子
  • スピーカー性能

「絵の綺麗さ」に関して、画素数と明るさしかありません。これでは、絵の綺麗さが判断できないのです。

しっかりとしたメーカーのプロジェクターは以下を明記しています。値はTH585のSpecです。

  • コントラスト比 :10,000:1
  • 色再現性:約10憶7000万色
  • Rec709カバー率:95%

こういった映像の綺麗さに関するSpecを明記されているプロジェクターと、明記されていないプロジェクターでは、実際に雲泥の差があります。

あらためて、プロジェクターを購入する際の注意点

自宅で映画を観るためにプロジェクターを検討している方、画素数や明るさは当然ですが、映像の綺麗さに関する次の項目は、絶対確認しましょう。

コントラスト比

これが白と黒の明るさの違いになります。この数字が大きいほど、白と黒の区別がはっきりとした映像になります。

さらに価格が上がると、コントラスト比は、とんでもない表記になります。

以下は、JVCの最高機種の仕様ですが、そこに記載されているコントラスト比は・・・

DLA-Z1 主な仕様 | JVC

DLA-Z1のコントラスト比は ∞:1(驚愕っ!)

価格の高いものを観てもキリがありません。我々庶民は最低限 10,000:1 を確認してください。今回私は痛感しました。この値は最低限です。

色再現性 Rec.709カバー率

どれだけの正しい色が表現できるかを表しています。

Rec.709というのは、ITU-R (国際電気通信連合)が定めた色域・ガンマをどれだけ再現できているかを表現しています。同じような企画で、IEC(国際電気標準会議)が制定したsRGBや、Adobeが制定した色空間 Adobe RGBというものがあります。

これらの定義された色空間が、どれだけ表現できるのかによって、どれだけ正しい色が表示できているのかが表現されます。

もちろん100%がBESTです。しかし、TH585の95%というのは、安い液晶モニターよりも格段に性能が上です。

ビジネス用に、パワーポイントを投影するためのプロジェクターであれば気にする数値ではありませんが、映画を観るにはとても重要です。

BenQ TH585の変わった特徴 『低遅延』

BenQのTH585は、少し変わった性能を売りにしています。入力された映像を出力するまでに16msecという低遅延をウリにしています。

この16msecというのは、60FPS(一秒間に60枚の映像)の1フレームに相当します。

PlayStation 4やNintendo SwitchのゲームではMAX 60FPS ですから、ほぼ遅れることなく表示します。逆に16msecを超えてしまうと、映像の滑らかさが悪くなります。さらに悪くなると、映像がカクカクしたように見えてしまいます。

低遅延をウリにしているプロジェクターは、なかなか少ないです。

おかげで、年末年始は、TH585でゲーム三昧でした。 

www.inack.tokyo

TH585の購入前に知っておいた方が良いところ

最近、LEDを光源としたプロジェクターが増えてきています。LEDは寿命が長く、熱も持たないということで期待されています。

残念ながら、TH585は、光源が「ランプ」なので、少し熱くなります。FANも少し音がします。それでもランプ寿命はランプセーブモードで15000時間とのことですから、一日平均4時間利用しても、10年は大丈夫だそうです。(本当か?)

まだまだLEDよりも「ランプ」光源の方が明るさを確保しやすいので、この価格でも実用的な明るさを実現できているメリットになっています。LEDで同じ明るさを実現しようとすると価格がとても上がってしまいます。

あと、4Kは出ません。

それらを最初から理解できていれば、購入した後に不満は残らないと思います。

映画とゲームが好きなら、「TH585」を購入するべき

ということで、私はTH585を購入し直して、大変満足しています。

若干、格安プロジェクターの道を遠回りしましたが・・。比較できたので、満足度も実感しやすかったです。

置く場所と投影する場所さえあるのなら、このプロジェクターを購入して間違いありません。入門機としては、ここからでしょう。

私はTH585を購入してから、映画を観る本数が確実に増えました。アニメの見逃し配信もプロジェクターで観るようになりました。

プロジェクター良いですよ!!!!

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