昨年の夏に購入したRaspberry Piを忙しくて放置していた私です。
先日、やっと起動させたので、あらためて家庭内でRaspberry Piの使い道を考えてみることにしました。
RaspberryPi4Bの基本的なスペック
CPU | Broadcom BCM2711 ARM Cortex-A72 |
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RAM | 4GB |
OS | Raspberry OS or Ubuntu、その他選択可能 |
カメラI/F | 15ピンMIPIカメラインターフェース |
USBポート | USB3.0×2、USB2.0×2 |
外部制御端子 | GPIOヘッダー40PIN |
外形寸法 | 約85(W) × 56(D) |
CPU性能もそこそこあり、周辺デバイスがUSB3.0で接続可能です。
とにかく、サイズが小さいのは邪魔にならなくて良いですね。
RaspberryPi4Bの消費電力
消費電力が小さいのも通常のパソコンと比較した場合に大きなメリットです。
消費電力は、公式で以下に記載されています。
FAQs - Raspberry Pi Documentation
Raspberry Pi 4 Model B はMAXで1.2Aです。5Vで動作しますので、消費電力は、6W程度になります。
これはダイキンの空気清浄機(しずかモード時)と同じくらいの消費電力です。
MCK70X スペック | 空気清浄機 | ダイキン工業株式会社
消費電力も低いため、起ち上げっぱなしにしても、月120円くらい。
6W/1000×720H×27円 = 116円
これなら、パソコンを起ち上げっぱなしにするよりもRaspberry Piの方が良さそうです。
さて、RaspberryPiで何する?
サイズが小さくて、消費電力も低いとなると、いろいろなことに使えそうです。
ちょっと調べてみた。Raspberry Piの家庭内での利用ユースケース
- USB HDDを接続して、NAS
- 音楽ファイルをため込んで、MediaServer
- TV Tuner Deviceを接続して、TV録画Server
- Cameraを接続して、Pet監視、Slack投稿
- Sensor類を接続して、温度、湿度計
- LCDパネルを接続して、多機能時計
いろいろなことができそうです。
とにかく、電子工作が嫌いな私としては、softwareのみでできることを模索してみます。
Raspberry PiをNASとして使う
NAS(Network Attached Storage:ネットワーク接続HDD)として、利用する手段として、sambaというサービスを起動するだけでも良いのですが、他にもいろいろな手段があります。
メジャーなのは「openmediavault」というソフトウェアを利用して、NASを実現するやり方でしょうか。これを利用すると、WEBブラウザ等からもファイルのUpload/Downloadができるようになります。WEBブラウザなので、スマートフォンやiPhone等からでもアクセスできるようになります。
以下は、「openmediavault」の構築の仕方が、わかりやすく説明されています。
音楽ファイルをため込んで、MediaServer
Raspberry Piに音楽ファイルや動画を溜め込んで、専用のアプリやブラウザで再生ができるようになります。
Media Serverも本当に沢山のやり方があるようで、どれが良いのか悩ましいです。
Raspberry PiでTV録画Server
構築手順等を詳しく解説していただいています。使い勝手はどうなんでしょう?
私、10年程前に一度チャレンジしたのですが、SONYの「nasne」の使い勝手の良さには全く敵わなくて、挫折して、「nasne」を二台購入しました。「nasne」は生産終了になってしまっているので、「nasne」が壊れる前に、再度チャレンジしてみても良いかもしれません。
今は、これ一つで、4chも同時に視聴できてしまうんですね。気になります。
AmazonのレビューにBCAS不要と書いている人がいます。どういうことなんだろう?
Raspberry PiにCAMERAを接続して、Slackに投稿
本当にありがたい世の中です。だいたいやりたいことは検索すると立派な方々が公開してくれています。
上の方は、専用のCAMERAモジュールを使われていましたが、USBカメラも使えます。
実はUSBカメラの方が安く手に入り、接続も簡単だったりします。
Raspberry Pi編 第4回USBカメラをつなげてみる | システムリンクIT塾
Sensor類を接続して、温度、湿度計
これも、既にいろいろな方がいろいろな使い方されています。実績多数です。
OMRONさんのUSB型環境センサー「2JCIE-BU」が気になってます。
Linux用のDriverも用意されているので、Raspberry Piでも使えます。
以下の情報が、これ一個で全部とれるそうです。
- 温度
- 湿度
- 照度
- 気圧
- 騒音
- 3軸加速度
- eTVOC
- 不快指数
- 熱中症警戒度
- 振動情報(地震回数、振動回数、SI値*4)
そもそも、この「2JCIE-BU」は、単独でBluetooth通信する機能までもってますね。恐るべし。ちなみに¥13,200 (Raspberry Piよりも高価 ^^;
以下は¥980の部品で実現できます。若干半田工作必要ですが、LINEへの通知も解説してくれています。
LCDパネルを接続して、多機能時計
これは、個人的に、今 LEDのおしゃれな時計が欲しかっただけです。
こんな時計であれば、Raspberry Piで頑張れば作れてしまいます。
上のサイトの方が既に実装されているように、自分で作れば時計も温度も好きなように表示できますので、デザインも自分の好みで自由自在です。
しかし、私は工作がしたくないんです。もうちょっと良いデバイス見つけて挑戦してみようと思います。
皆さんも、Raspberry Piに興味が湧きましたでしょうか?
ぜひ、いろいろ試してみてください。
今回紹介したサイトは、どれも詳しく解説されているので、初心者でも勉強しながらチャレンジできると思います。^^;
どれも面白そうなので、私は何から手をつけようか悩んでます。