さてさて、そろそろ何か始めないとな

さいたま市のソフトウェアエンジニアのブログ

Twitterで退職報告をしたらバズってしまったので、補足

2022年12月をもって、現在20年務めた会社を退職します。

会社で残存していた早期定年退職制度を使わせてもらいました。

この早期定年退職制度を利用するためには。6か月前に申請書を提出しなければいけないというルールになっていて、12月に退職するためには、6月に申請が必要でした。

6月に上司に報告して、かなりバトルはあったのですが、なんとか申請書を受理いただいて、提出することができました。

で、先週身近なメンバーに退職することを報告できたので、Twitterに軽い気持ちで記載したら、ぷちバズりしてしまいました。たくさんの「いいね」ありがとうございます。ちょっと反響に驚きです。

Twitterの130文字では、とても表現しきれないので、補足で記事記載します。

勘の良い方は、すでに企業名推測されていると思いますが、絶対に上げないでください

数年前にも退職の意思は示したのですが・・・

数年前にも、大量の早期定年退職制度が施行され、退職金が大幅に上乗せされるというお祭りがありました。

そのときの上司に退職の意思を伝えたのですが、受注してしまったシステムの開発をどうするのか途方にくれられてしまって、

「では、このプロジェクト完了までとりあえず頑張ります。」

と退職を引き延ばしてました。

そのときに引き留めてくれた上司は全員既に退職されてしまっているので、もう良いかなという感じもしてます。

プロジェクトの苦難の日々

それから、なんやかんやあって、会社潰れそうになるわ。買収に巻き込まれて親会社が海外の会社になって、いつのまにか外資系企業になって、旧社長退陣、旧本部長職退陣とかが始まりました。

そんな政治の問題はさておき、私たち設計チームは受注された開発案件を必死に開発完了に向けて齷齪(あくせく)必死に進めました。

チームで頑張った甲斐もあって、開発完了したシステムを母体とした新しい商権の獲得も複数いただくことができました。

このころから日本のエンジニアの社内単価を引き上げる社内ルールが執行されます。日本の担当者に作業割り当てると赤字になる計算をされるので、できるだけ日本のメンバーは作業していないように見せる必要が発生します。

並行して日本国内のソフトウェア委託会社との契約をすべて破棄され、新規や継続の契約もNGになります。

開発途中の案件もある中、これらをなんとかして継続し、プロジェクト完遂するためには、中国やインドなどのオフショアを利用するしか無い状況になります。

日本国内のソフトウェア会社にはお詫びして、引継ぎ資料の作成をお願いしつつ、海外の委託先に継続の開発をしていただく体制を構築しました。

(今考えると、会社の無茶ぶりに対して、何でこんなに頑張っていたのか不思議です。無理っていって投げ出しても、役員達の無茶ぶりのせいなんですよね。)

あの手この手で邪魔する経営層

で、大連にある中国最大手のソフトウェア会社の協力も得ながら、なんとかプロジェクトを継続してました。

・・・。

今度は、その中国のソフトウェア会社への発注も禁止とか言い出す始末。

単価は中国にある関係会社よりも安く作業していただいていたし、技術レベルも高く、品質にも問題は無かったのです。

中国国内での関係会社の競合になる可能性がある企業なので、NGと判断されました。

(もう、意味がわかりません。)

法務と経理にNGを喰らってしまっては、設計部門はどうにもなりません。

何か私に恨みでもあるのだろうか?

どうやってプロジェクトを失敗させるか、あの手、この手で攻めてくる感じです。

法務担当や、経理担当ともバトルはしましたが、上が決めたことだからの一点張りでした。

いくつかの作業内容を一本に見えるようにまとめて、経理担当には、

「この一本だけやりきったら、要求のむので、それまで継続させてくれ」

とお願いして、お上からの承認を無理やりもらうということもしています。

PMさんや国内担当者達にも魔の手が

(詳細割愛しながら書いているので、伝わらないとは思いますが・・・。)

そして、今年は、関係していた部門の大量のマネージャーと担当者の強制退職が発動され、現行プロジェクトのPMさんや国内の担当者の何名かも退職せざると得なくなるという事件も起きました。

もう意味わからん状態です。

 

即時退職すれば退職金が上乗せもされるという条件が提示されるとともに、

「残る判断をしても、お前に居る場所は無いからな。」

というセリフを浴びせられるという意味不明なイベントがあり。多数の方々が被害にあっていました。

責任感の強いPMさんや担当の方々は最後まで悩んでくれていました。

彼らには「このプロジェクトだけは、大丈夫です。拾っておきます。(あとは知らんけど)」と伝えて、安心して離職いただきました。

やっと終わりが見えてくる

なんやかんや、えっちらおっちらといろいろあって、来年の6月の開発完了の目途が見えるのが、丁度今年の12月という状況にまで漕ぎつけました。

(本当に、何で会社(経営層)の意思に反して、ここまで頑張っているのか意味不明です。)

※念のため、一応、私は、ただのソフトウェア開発リーダーです。PMではありません。

 

心残りはもうないので、退職します。

ありがとうございました。

残った担当とマネージャーの方々、あとよろしくお願いします。

それが終わったら逃げてください。無理です。

あとづけ

さすがにそろそろ、この経営層のやり方続けると、商権継続無理なのに気づいても良さそうなものです。

しかし、私のプロジェクトが、なんとか搔い潜ってやり切ってしまっているので、経営層には気づかないままになっているかもしれません。

ということは、会社をつぶす原因は我にあり??

都度、上には報告しているはずなので、原因は多分私じゃないです。シランけど。

 

経営層の方々は、どこかのプロジェクトがデッドエンドになってから気づくのでしょう。私のプロジェクト以外がデッドエンドしても、それほど被害は出ないと思うので、許してね。なんとかしてあげてください。

そして、おそらく、これから開始しようとしているプロジェクトでは無理だと思う。とりあえず、私には無理。

 

本当に面白い職場です。

普通の開発生活では体験できないようなことを沢山経験できます。

 

最近、エンジニア募集始めたみたいなので、興味のある方は是非!!