Suno.aiの魔法と苦労:日本語で歌を作る時代が来たけれど、そこには罠もある。
🎧 はじめに
最近話題の「suno.ai」ってご存知ですか?
タイトルと雰囲気を入力するだけで、まるで日本の歌謡曲のような日本語の歌詞とメロディを自動で生成してくれる、まさに“音楽生成AIの革命児”です。
私自身、いくつかの楽曲を実際に制作・YouTubeへアップしてみましたが、その体験を通して見えてきたのは、「すごさ」と「大変さ」が表裏一体で存在しているということでした。
今回は、Suno.aiの魅力と難しさをリアルな体験を通じてご紹介しつつ、ChatGPTとの併用によって可能になる“理想の曲作り”についてもお話しします。
✅ Suno.aiのすごいところ
日本語の歌詞が自動生成できる!
タイトルや雰囲気(Lo-Fi、バラード、ポップなど)を入力するだけで、数秒で日本語の歌詞が完成します。作詞・作曲・歌唱まで一気通貫
歌詞だけでなく、AIがメロディ、アレンジ、楽器演奏、ボーカル歌唱まで自動で行ってくれます。語り(ナレーション)も入れられる
[Intro – ゆっくり語り]
のように入力すれば、詩のような語りがイントロに加わり、Lo-Fiやヒーリング系にぴったりな雰囲気が作れます。
😅 ただし、実際に使ってみると……
生成結果にムラがある
ときどき「神曲」が出ますが、思ったような雰囲気にならないことも多く、再生成を何度も繰り返す羽目に。プロンプトが200文字までと制限アリ
細かい指定ができないので、複雑なイメージを伝えにくいのがネック。4分制限があるため、途中で曲が切れることも
suno.aiでは1曲あたり最大4分までと決まっており、それを超えると後半が自動でカットされてしまいます。リマスターの効果がわかりにくい
リマスターオプションを使っても、音質や雰囲気の変化が体感しづらいこともあります。
🤝 ChatGPTとの併用で「理想の一曲」に近づける
Suno.aiは自動で歌詞を作成してくれますが、今回はChatGPTに歌詞を作ってもらいました。
理由は単純、「Sunoだけでは細かい要望を伝えきれない」からです。
ChatGPTは、こちらが伝えたい曲の思いや情景を丁寧にくみ取ってくれるため、納得のいく歌詞がすぐに仕上がります。
しかも、似たテーマで複数パターンの歌詞を出してくれたり、歌詞が完成したあとに「suno.aiではどんなStyleを選ぶと合うか」のアドバイスまでくれたりします。
🎵 実際に作成した曲(YouTubeリンク)
🎼 歌詞:「静かな夜に」(作詞:ChatGPT)
[Verse] 静かな夜に 安心できる この時間だけは とっても好きだ
[Verse 2] やさしく眠りに 導かれてる 静かな夢の中 私の世界
[Chorus] 揺らぐ灯りが きらめく時に 静かな夢の中 私の世界
[Verse 3] 安心できる この時間だけは とっても好きだ 静かな夜に
[Chorus] やさしく眠りに 導かれてる 静かな夢の中 私の世界
[Verse 4] 揺らぐ灯りが きらめく時に 静かな夢の中 私の世界
✍️ 最後に
Suno.aiは間違いなく「音楽制作の民主化」を加速させる存在です。
でも、その便利さの裏には「細かく伝えたい思いが届かない」というAIならではの壁もあります。
そんなとき、ChatGPTと併用することで“感情の翻訳者”が加わり、より理想に近い一曲を生み出すことができるようになります。
音楽は、心の言葉。
AIを使っても、「思い」がなければ響かない。
そして、その思いを言葉にしてくれる存在が、私にとってのChatGPTです。
🛠 今後予定している記事(要望があれば):
- ChatGPTで使える歌詞プロンプト集
- Suno.aiでのStyle選びのコツ
- 歌詞→動画化までの手順解説(FilmoraやCapCut使用例)