ロードショーが終わる前に日本に帰れてよかったです。
MOVIXさいたまで、21:45~というレイトショーで観ることができました。
もう皆さん観られた後だったのか。比較的空いていました。
「晴れ女」の映画、もとい「天気の子」
過去に、以下の記事で書きましたが、私は「晴れ男」(自称)です。
そんな「晴れ男」が、この映画を観た感想を記載します。
「天気の子 Weathering With You」感想
主人公の森嶋帆高(16歳)東京新宿に来て途方にくれています。
映画冒頭で、新宿の街並みの風景が細かく描写されています。
東京怖いところですね。本当に同感です。
そして、もうひとりの主人公の天野陽菜(自称18歳)、とてもキュートです。
この娘が、晴れ女です。
怖い東京で、お腹を空かせている状態で、こんなカワイイ女の子にビッグマックをご馳走になれば、誰でもイチコロです。
主人公の 帆高を助けるオジサンが、坂田銀時(実写版)で太宰治です。
そして、このオジサンの職業が「月刊 ムー」のライターです。しかし、オカルトには興味が無いという雰囲気が、実にリアルな感じです。
「天気の子」ブームに乗っかって、先日「マツコの知らない世界」でも「ムー」特集されていました。
最近の若い人たちは、「月刊 ムー」とか知っているのでしょうか?そんな疑問をノストラダムスの世紀末を乗り切った世代は考えてしまいます。
普通の男の子と「晴れ女」は、SNSで依頼を集めてお金を稼ぎます。
いろいろな場所で、いろいろな人たちに頼まれて雨を晴らすのですが、そのときの景色の描写が、非常に美しいです。
「晴れ男」の私としては、いつかどこかでみたことのある景色の数々でした。
- 非常に濃い雲がかかっている天気から、自分の居る場所のみに陽があたるように雲が避けていく景色
- 台風が来ているときに旅行の計画をすると、行き先だけが晴れている状況
どれも懐かしい風景です。
異常気象で、想定外の雨が降ってくるというのが、頻繁に発生している状況は、映画の中だけではなくて、現実にも起きています。全国各地で災害レベルの異常気象が発生しています。
そんな時代にピッタリなストーリーなのも、人気の理由と思います。
関東に台風が上陸できなかったり、上陸した途端に熱帯低気圧になってしまうのは、間違いなく何か結界が強力になっているのでしょう。
逆に地方では、結界が構築されていないのだと、昔から思っていました。
けど、実は違うのかもしれませんね。
きっと東京は、人口が多いので、晴れ男、晴れ女も沢山いるのでしょう。
晴れ男が100人も居れば、なんとかなる気がします。
そんなことをしみじみ感じることができる映画でした。
そのうち、東京も海に沈むのも、全然違和感を感じません。
そうなったときに誰のせいでもありません。そうなる世の中なんだと思える大人になりましょう。
船で通勤してみたいです。
実際、あまりストーリーが濃くは無いので、できるだけストーリーに触れないように感想を書こうと頑張ってみたくなる映画です。
難しいことを考えないで見れる映画ですし、とにかく日本の風景が繊細に描画されていて、美しいですから、海外でも受けは良いはずです。
インドでも上映されるようなので、日本に来たことが無い方々にも是非観てほしいです。
RADWIMPSの曲は、「君の名は。」よりも曲数少なかったようで、いたるところで同じ曲が流れていた印象でした。そこが少し残念だったかな。