さてさて、そろそろ何か始めないとな

さいたま市のソフトウェアエンジニアのブログ

アルペンルート 雪の大谷 初体験

アルペンルート雪の大谷初体験

2024年のGWはアルペンルートの雪の大谷に行ってきました。

(Upできていなかったので、こっそりあげておきます)

www.youtube.com

4/30~5/1は、暦の上では平日でしたが、休みをいただけるとのことだったので、予約。

アルペンルートというものが何者か、私には良く理解できていませんでした。

どうやっていくのかも把握していません。

じゃらんで運良く予約できた宿。

標高1930mの高さにある宿です。

midagahara.alpen-route.co.jp

20mの高さの雪の壁!!

それだけを観るために、富山から長野までの過酷な雪山の中をつなぐ交通網を利用するという、何とも贅沢な観光です。

ニュース映像等で、何度か見たことはありますが、実際に現物を観てみておきたかったのです。

アルペンルートって、何?

www.alpen-route.com

立山黒部アルペンルートは標高3,000m級の峰々が連なる北アルプスを貫く世界有数の山岳観光ルートです。総延長37.2km、最大高低差は1,975m。そのほぼ全区間が中部山岳国立公園内にあります。富山県側の立山町「立山駅」から長野県側の大町市「扇沢駅」まで乗り物を乗り継ぎ、いくつもの景勝地を通って気軽に、雲上に広がる立山黒部の雄大な大自然を満喫することができます。

https://www.alpen-route.com/about/

もともとアルペンルートは、黒部ダム建設のために、建築資材を運搬することを目的に作られたという説明だったと思います。

そして、黒部ダム建設完了後は、観光資源としての活用を目的にアルペンルートを整備されたとのことのようです。

いまとなっては、観光のためだけに、11月以降は雪の中となる山を4月中旬から人が通れるように道を整備したという、なんともお金のかかる事業です。

20m程に雪が堆積した状態の山中を車が通れるように整備するって、すごいことですね。普通やらない。

なので、この雪の大谷という、なんとも不思議な光景は、このアルペンルートでしか見れない観光資源というわけです。

 

雪の大谷に行くためには、立山からケーブルカーに乗り、専用のバスに乗車して、ひたすら山道を登って、室堂というところまでいきます。

逆側の長野県方面から行く場合は、黒部ダムまでバスを乗り継ぎして、そこからケーブルカーに乗り、ロープーウェイに乗り、トロリーバスに乗り換えて、やっと室堂に到着します。

そこまで苦労して辿り着くのが、このアルペンルートの室堂です。

日帰りで一気に立山から長野に抜けることも十分可能です。

アルペンルート予約

アルペンルートは、ケーブルカーもバスも限りがあります。

立山黒部アルペンルート公式サイト

旅行会社のツアーや、JR西日本、JR東海経由できっぷを確保するか、このアルペンルートの公式サイトのWEBきっぷで事前に購入する必要があります。

アルペンルートの公式サイトで会員登録して、新規予約を選択すると以下のような画面が表示されます。ここで日付を指定して事前にチケットを購入しておかないといけないわけです。

特にゴールデンウィークは、あっという間に予約がいっぱいになります。予約がいっぱいな日付は、アルペンルートの切符が買えませんので、アルペンルートに侵入することができないわけです。

あまり計画性の無い私が、アルペンルートに行ってみたいと思い立ってゴールデンウィークの一か月前に見たときには、既に予約できる日程はありませんでした。

アルペンルートのご利用は計画的にしましょう。

しかし、アルペンルート内に宿を予約できている場合は、上記の限りではありあません。当日でもアルペンルートの切符を購入することができるという裏技が発動できるのです。

偶然、アルペンルート内のホテルを予約が取れた私は、当日に電鉄富山駅に行って、当時の切符を購入しました。電鉄富山駅で購入する際に、立山駅からのケーブルカーと、美女平から弥陀ヶ原までのバスの予約を一緒にしておく必要があります。当日購入する人のために、数席分の余裕はあるようです。

アルペンルート内の宿も、非常に少ないので、そもそも宿の予約の方が厳しいかもしれませんが、とても標高の高いところで宿泊できる機会です。ぜひ、宿泊も考えてみてはいかがでしょうか・・。星も綺麗らしいですよ。

アルペンルート一日目

アルペンルートは、標高も高いし、値段も高いです。西の果ての電鉄富山から、東の果ての長野までの運賃は大人一名 15,870円となっています(2024年時点)

運賃 個人のお客様(1〜14名)|立山黒部アルペンルート

関東 埼玉県のおおみや駅から北陸新幹線で富山駅まで、ばびゅんと移動します。

電鉄富山駅で、アルペンルート内の宿の予約ができていることを説明すると、当日の切符を購入することができます。このタイミングでケーブルカーの予約もしてくれます。

そして、電鉄富山駅から立山駅まで65分かけて電車で移動します。

その後、立山駅から美女平までケーブルカーに乗って、7分間で標高475mから977mまで一気に上昇です。

美女平からバスに乗って、予約したホテルがある標高1930mの弥陀ヶ原に移動します。


f:id:iNack:20240826091308j:image

ここからの道路がまさにアルペンルートです。冬は雪が積もって道も存在していませんが、ゴールデンウィーク前に雪をかき分けてバスが通れるように道を作るわけです。アルペンルート内のホテルも同じように雪に埋まっている状態。道を掘り起こすタイミングで、ホテルも雪の中から掘り起こすようです。なんともお金をかけた観光地です。

いやぁ、天気が良ければ素晴らしい景色が見えるんでしょうね。

私が行った 2024年4月30日は、曇ってました。雨降ってました。もう、天候ばかりは狙いようが無いです(悲

アルペンルートはギャンブルです。晴れるかどうかは、誰にもわかりません。

それでも、可能性に賭けて予約をするしかないのです。

天気の良いアルペンルートに来てみたい。星がきれいなんだろうなぁ・・・・。

ということでホテルについても雨なので、何もすることがありません。何も見えません。風呂に入って寝るだけです。

アルペンルート二日目

晴れました。ここから立山室堂というところまでバスで移動します。このバスも事前にホテルで予約が必要です。

立山室堂には、あの有名な雪壁があるのです。いやぁ晴れてよかった。


f:id:iNack:20240826091346j:image

雪壁を堪能した後は、一気に長野まで移動して帰宅です。

 

トロリーバスに乗って大観峰まで移動。トンネルを潜っていくトロリーバスは、圧巻です。今年で運行最後らしい。トロリーバスは、無軌条電車と言って、線路の無い電車という扱いで、2025年からは、電気バスになるようです。結局電気で動くバスなので、違いがいまいちわかりにくいのですが、電車のようにパンタグラフ経由で電気をもらう必要がなくなります。

大観峰から、黒部平までロープーウェイ。

黒部平から黒部湖までケーブルカー。

黒部ダムを雨の中観光・・・・は難しいので、そのまま通過。

黒部ダムから電気バスに乗って扇沢まで移動して、さらにバスに乗って長野まで移動します。

ひたすら2時間半から3時間くらい移動してアルペンルートを抜けていく行程となります。天気は曇ってましたが、いろいろな乗り物に乗れるので、それなりに楽しいです。

感想

室堂の雪壁はしっかりと拝むことができました。

平日だったこともあって、あまり混雑していなかったのかと思われます。

残念ながら、日程的に天気が微妙でした。こればかりは、何とも予想しようがありませんのでどうにもなりませんが、満点の星空を見ることは叶わず。いつかリベンジしてみたいものです。

 

ちょっと興味が湧いた方へ

来年の5月のアルペンルートに挑戦するためには、1月頃からの予約合戦が始まるようです。頑張ってみてください。

実際に行くのは大変なので、ブルーレイでもいかがでしょうか?