JVC製 WOODシリーズイヤフォン最上位 HA-FX1100 購入
購入経緯
先日、上の記事でも触れたのですが、結局、そのときよりも安く手に入れることができてしまいました。これ以上のお買い得は無いだろうと判断し、購入してしまいました。
製品紹介
JVCケンウッドの製品紹介ページには、以下のように記載がありました。
最上位モデル“HA-FX1100”誕生!
JVCは、“木”を振動板に用いた独自の音響テクノロジーを継承し、ハイレゾ音源の持つ高い情報量までも、楽器のような美しい響きと自然な音の広がりで臨場感豊かに再現する「ウッドシリーズ」を新たにリリース。さらに、その最上位モデルが誕生しました。 “木”に秘められた力と「原音探究」の思想が、音楽の表現力の新たな扉を開きます。
発売してから5年経つ製品ですが、すばらしい製品です。
ケーブルについても、最高級品質のものが標準で添付されています。
本機の特徴である木製部品の効果が本当にあるのか、私にはわかりませんが、非常に良い音なのは間違いありません。
Victor製「HA-FX1100」 レビュー
良い。
全ての音が良く聞こえる。
ヘッドフォンよりもしっかりと音がします。
私はShureのSE535を愛用していました。
JVC HA-FX1100の価格は、Shure SE535と同価格帯です。
Shure SE535でも、十分に良い音が出ていると思っていました。過去形になるほど差があります。
「BEST OF THE THREE VIOLINISTS III」ハイレゾ版
AK120にて再生した「BEST OF THE THREE VIOLINISTS III」を聴いています。
葉加瀬太郎、高嶋ちさ子、古澤巌という三大バイオリニストの演奏です。先日ハイレゾ版を購入したものです。
バイオリンの音が、さらに繊細に聴こえます。
「あぁ、これがバイオリンの音なのか」とあらためて感じます。とんだ贅沢体験です。
弓で弦をひく音がハッキリします。ハジいているときの音もわかります。
音が繊細なだけでなくて、低音がしっかりと響きます。
同じプレイヤーで、イヤフォンのみで、ここまで変わるとビックリです。
菊池桃子「青春ラブレター ~ 30th celebration best 」ハイレゾ版
以前、ハイレゾを体験するなら、これ!ということで紹介されていて、購入したハイレゾ版の菊池桃子さんのベストアルバムです。
最近の若い方は、知らないかもしれません。ハイレゾを意識した録音設備でレコーディングされているとのことで、音が抜群に良いのです。「ハイレゾを試すなら、このアルバム。」というのは間違い無いと私も思います。
JVC HA-FX1100で聴くと、すべての音が柔らかく繊細な音で聞こえます。
基本的に、このアルバム全体が、ギターと菊池桃子さんの歌声のみで構成されていて、それぞれの音がしっかりと聞こえるようになっています。
「卒業 GRADUATION」は、有名な曲なのですが、イントロのアコースティックのギターが、先程のバイオリンと同じく、今まで以上にギターな音がします。
河井英里「青に捧げる」Xperia XZ1
AK120のプレイヤーとの組み合わせではなくて、Xperia XZ1との組み合わせでも、非常に良い音がします。私の所有する他のヘッドフォンでは、高音が強めの曲の場合に、若干刺さり気味な音になる傾向があったので、Xperia XZ1の特徴かと思っていましたが、このHA-FX1100で聴くと、高音が強めの曲でも、キレイにまとまった音で聴こえます。
その他、楽曲もいろいろと試してみましたが、確実に私が今まで所有していた、どのヘッドフォンよりも音がクリアにしっかり聞こえるようになっています。
高級なプレイヤーを所有していなくても、イヤフォンの良さが十分にわかります。
スマートフォン Xperia XZ1との相性も悪くないイヤフォンです。
その他
ただ残念なのは、Shure SE535に比べて装着感が標準のイヤーピースでは厳しいです。
あったイヤーピースを探すことをオススメします。
5年前に発売の製品ということで、価格が非常に下がっているのですが、これを逃すと手に入らなくなる恐れがあります。
1000円のイヤフォンでは味わえない音がします。
10000円のイヤフォンを何個か購入して納得するものを探すのであれば、直接、このHA-FX1100に決めてしまって、損は無いと思います。
非常にオススメなイヤフォンです。
この繊細な木製パーツを使ったイヤフォンは、海外メーカーで製造するのは難しいでしょうね。さすがJVC様。
装着感改善のために購入したイヤーピースについて、以下の記事で記載しました。