皆さん、「パディントン」という熊をご存知でしょうか?
イギリスの作家マイケル・ボンドの児童文学作品に登場する架空のクマのキャラクター。1958年10月13日に出版された『くまのパディントン/A Bear Called Paddington』で登場し、以後一連の作品の主人公である。
アニメも制作されています。イギリスで1976年から制作されている作品だそうです。日本でも1997年頃まで、NHK教育テレビで放送されていたそうです。
パディントンの声をちびまるこちゃんで有名なTARAKOさんがしていた版のアニメも存在しているらしいですが、現在VHSしか残っていないみたいです。どんな雰囲気だったのか気になります。
パディントン(熊)は、南米のペルーで暮らしていた、大変知能の高い希少種の熊という設定です。ペルーと言えば、古代インカの都市マチュピチュがあって、フジモリ大統領が居たところです。
ペルーの森の中で、文明的な生活をしていた熊でしたが、イギリスのロンドンから来た探検家が困ったときはロンドンに来なさいと言われたことを信じて、はるばるロンドンにやってきたのです。
ロンドンには、パディントン駅というのが存在しています。この熊は、そのパディントン駅で拾われたので、そこから名前を付けられました。
そんな熊の実写版は、2014年に作られた映画になります。
熊の動きや、表情が実に素晴らしいです。
映画「ピーターラビット」も素晴らしいウサギの動きと表情に感動しましたが、『パディントン』は、人の生活に溶け込んでいて、違和感がありません。しかし、熊の形をした人では無くて、ちゃんと熊の動きをしています。
パディントンを拾ってくれた家族も実に暖かくて、見ていてほのぼのします。
そして、「ミッション・インポッシブル」並のアクションシーンもあり、見応え抜群です。
映画『パディントン』に感じる人々の暖かさ
ストーリーは、ファンタジーを基軸にした、ヒューマン・ドラマですね。ロンドンの人達にしてみれば、移民の方を受け入れる文化があるので、それが熊の形をしていただけという感覚かもしれません。
パディントンの顔は、つぶらな瞳で、とてもキュートなので、得してます。獰猛で牙を常に向いている熊だったら、このようにうまく溶け込めたりしないでしょうね。
見た目が良いのは重要ですが、人に気に入られる才能もあるのだろうと感じました。いろいろな教養があります。勉強熱心ですし、人々の話をちゃんと聞き、理解しようと頑張っています。相手の気持ちも常に考えることができる、とても立派な熊です。
パディントンを拾ってくれた家族も素晴らしいです。熊が食卓でちらかしても、バスタブの使い方がわからずに壊してしまっても、家族はそれほど熊を怒ったりしません。それに対する家族の対応がいい!
それどころか、パディントンのおかげで、家族は絆を深めていく様子が感じられます。
とても良い映画です。未視聴の方には、とてもオススメできます。
特に、家族での鑑賞がオススメできる作品だと思います。
パディントン2もあるようなので、そのうち観てみようと思います。