日光夜行という電車をご存じでしょうか?
浅草を23:45に出発して、栃木県の日光駅に向かう特別電車のツアーです。
周りにはとてもお勧めできない。
しかし、非常にレアな体験ができて、面白かったです。
何故、周りにお勧めできないかというと、基本、寝れません。到着早すぎです。
夜行ですが、普通の一般列車です。車両は特急リバティですが、それほど睡眠に適した座席ではありません。しかも、終点の「東武日光」には2:16着。そして2時間車内で待機して、4:30には奥日光に向かう特別バスが出発するバスに乗車します。睡眠はとれないと思った方が良いです。
座席 二席を使って熟睡しようと挑戦しているお客さんも居ました。しかし、最長でも、たった4時間程度です。寝れることは期待しない方が良いです。かといって、寝ようと頑張っている人も居るので社内で音立てて食事するわけにもいかずで、なかなか困りました。
朝の4:40に出発するバスで奥日光に向かうのですが、終点湯元温泉に着く頃のは、5:37です。どこも開いていません。日も昇っていません。私は終点一つ手前の「湯滝入口」で降りましたが、バスを降りた瞬間、暗闇です(笑
バス停がどこで、道がどこかもわからないくらいの闇でした。
「え、本当にここに放置するの?」という感想でした。
私は予測できていたので、携帯ライトを持ってきていましたが、普通の都会に住んでいる方で、バス降りたら”一切明かりの無い山の中の暗闇”って、予想できるのでしょうか・・・。
街頭の一つも存在しない状況です。闇の中、山歩きする覚悟はしましょう。それが面白いのです。
暗闇ですが、観光地なので、道はあるので安心してください。難易度低いです。
以下、必須です。
これもオススメ
湯滝入口に 5:30に到着して、暗闇の中、勘で湯滝駐車場の入口を見つけて駐車場に向かいます。だんだん滝の音がしてくるので、音がする方向に向かいます。道はあるので、道はずれないように注意してください。
湯滝の駐車場にあるトイレは、この時間でも利用可能でした。ありがたい。
そして滝の音を頼りに道を進んでいくと、見事な湯滝に辿り着きます。
観光客は、他に誰もいませんでした。夜明け前の湯滝も見事でした。
湯滝からは、湯元温泉まで歩きます。
湯滝の右側にある階段を登っていくと、滝のてっぺんが観れます。そしてそこが「湯の湖」です。
「湯の湖」に沿って歩いていくと、「湯元温泉」に到着できます。早すぎても何もできないので、ゆっくり行きましょう。
11月1日の日光市の日の出は、6:04 です。湯滝を見学した後、湯の湖に着く頃には日が昇っていますので、明け方の見事な紅葉が拝めます。
栃木県日光市の日の出・日の入り|2024年11月|Surf life
「湯元温泉」に到着したところで、何もできません。店は当然開いていませんし、日帰り温泉も営業時間外です。
日光国立公園 日光湯元ビジターセンターが提供している日帰り温泉マップがあります。
一番早いのが、「温泉寺」の 8:00~ です。
私が行った日は、たまたまでしょうか、営業時間前に訪れてみたところ営業してくれていたので、公式の時間前でしたが入ることができました。
朝 7時から「温泉寺」の日帰りに入れることは知られていないのですが、先客すでに居ました。しかし、そのお一人だけでしたので、ゆっくり温泉つかれました。
温泉寺は露天ではありませんし、今時のおしゃれな景観もありません。湯の温度も激熱です。そんな体に染みる温泉で、非常にありがたかったです。
のんびり温泉につからせてもらって、畳部屋でお茶と煎餅をいただいて休憩。
ここで寝ちゃいけません。ゆっくり休憩した後は、のんびり帰路です。
このツアーは、東武日光駅から、湯元温泉までのバスの往復も料金に含みます。帰りのバスは何度途中下車してもOKです。※復路は、「湯元温泉」から「東武日光駅」方面に進むだけで、戻れませんので注意してください。
途中には、「戦場ヶ原」、「三本松茶屋」、「竜頭滝」などいろいろあります。
一応ツアーには、日光アストリアホテルなど、いくつかの日帰り温泉施設の割引券などもついているのですが、そもそも営業開始時間は昼過ぎです。無理じゃね?
朝8時を過ぎると、ぼちぼち営業開始される施設もでてくるので、以下参考に寄り道考えながら帰路
今回、私の場合は、「中禅寺金谷ホテル前」で下車して、中禅寺湖畔をバス一駅分紅葉見ながら歩き、「丸山」でバスに再乗車。
「中善寺温泉」で下車。華厳の滝があります。朝飯兼昼飯をいただきます。湯葉なんたらなメニューがいろいろあります。
その後、「西参道入口」で下車。「日光東照宮」は、混みすぎているので避けて、金運にご利益があるかもしれない 金のうさぎを拝みに二荒山神社へ
絵馬も「金のうさぎ」何故かAmazonで購入できるようです、、、、
本記事に興味持った奇特な方は、東武トップツアーで次回開催されるのをチェックしてみてください。ちょっと普段味わえないような体験ができると思います。