ヴィレッジヴァンガードという雑貨店をしっていますか?
日本全国各地に店舗を構える雑貨店として有名です。
毎年、正月の福袋では、使えるものが一切入っていない徹底ぶりが、すごいと炎上する雑貨店です。
そんなヴィレヴァンが毎年行っている「お宝発掘セール!!!!!」というものがあります。
本日4/6(土)、7(日)は、お宝発掘セールの東京地区開催日です。
全国3地点、大阪、東京、名古屋と開催されていて、大阪地区は3/16に既に終了しています。名古屋地区は4/27、28にあります。
今年は、池袋のサンシャインシティの中のA-1ホールを借り切って開催されていましたので、行ってきました。久しぶりの池袋、サンシャイン、人混みです。
時間は9時から17時までとなっていて、9時から13時は株主優待様限定入場となっています。一般の方は13時以降に入れることになります。
私は株主優待券をもっていたので、午前から挑戦しました。
朝の10時に到着してみると、会場の外に300人程、並んでいました。
「え?なんで?」っていう感じです。
係の人の話によると、店内には1000人のお客さんが既に入っているとのこと。50人出たら、50人入れるようにしているとのことで、時間制限は特に無いので、とにかく中のお客さんが退場しない限り入れないらしい。
私が到着したのが10時だったのですが、開場の9時前からかなりのお客さんがいたらし。タイミングが少し悪かったようです。
結局、それから40分並んで、やっと入れました。
さて、一体どんなイベントなのかというと(ここから本題)
会場内のほぼ全品が70%OFFとなっています。
ZIPPOやGSHOCK等のブランド製品類のみが区画を分けてあって、50%OFFです。
そして、出口の手前には、90%OFFエリアもあります。
すごいイベントです。
しかし、すごいのは割引率では無いのです。
会場に所狭しと並んでいる商品が、福袋の中身のような状態です。
一度、ヴィレヴァンの福袋を買ったことがある方は想像ができると思います。
通常店舗のヴィレヴァンは、とても良い品揃えです。役に立つもの、おしゃれなもの、かわいい雑貨と、いろいろと魅力ある商品が並んでいます。
それが全品70%OFFであれば、とてもありがたいイベントです。もっと人が集まってしまうことでしょう。
しかし、このお宝発掘セールは、一味違います。
所狭しと、これでもかと言わんばかりに役に立たない商品が敷き詰められているのです。
どの棚を見ても、私の感想は以下です。
- これは一体何の役にたつのか?
- これを飾るのはオシャレなのか?
- 70%OFFの値段分の価値があるのか?
- 買ったら確実に邪魔になるだろう。
- いや、ゴミだろう?
昨年も来たのですが、あいかわらず素晴らしいレベルでの、私にとっては不要な商品のオンパレードです。
店舗側も「お宝発掘セール」というネーミングしていますので、お宝を発掘しろという意味だと、「砂」の中から「光る石」を探してみろという意味だと信じているのですが・・・・
しかし、ここに来ている大勢のお客さん達には、私にとって「砂」に見えている何かが、「光る石」=お宝に見えているようです。
一体何に使うのか、全く価値の分からない商品をカゴ一杯に詰め込んでいます。
中にはカゴを大量に抱え込んでいる団体さんもいました。
会場にずっといると、私の価値観が世間一般からズレているのだと思えてきます。
まさに異世界体験です。
もしかしたら、朝一に入った方々が、全てのお宝を漁った後だから、お宝が残っていない状態なのかと疑った考えをしてみたこともありますが、決してそうでは無いことを確信できました。
カゴを大量に抱えているチームがいくつかあったのですが、間違いなく朝一組です。
彼らが抱えているカゴの中身を遠目で確認しましたが、私が入場したときに棚に並んでいて感じた商品群と、あまり変わりがありませんでした。
私は、そんな中でも、なんとか使えそうな芳香剤を見つけたので、それを購入するためにレジに並んでいました。レジも大行列です。大量のお客さんが手に手に大量の商品をもって並んでいます。周りのお客さんのカゴを確認しましたが、あきらかに、私にとっての「砂」が大量に入っていました。
人の価値観は、それぞれですので、あまり他人の価値観を悪く言うものではありません。
私はカエルが嫌いだけれど、カエルが好きな人も沢山居ます。それと同じと信じたいです。
きっと彼らの価値観では、とても良い価値のある商品に見えるのでしょう。
本当に不思議なイベントです。何故か癖になって、2年連続で来てしまいました。
そんな不思議体験ができるイベントが、ヴィレヴァンのお宝発掘セールです。
私にとっては価値を見いだせなかった商品達が、もしかしたら、あなたには非常に価値のある商品である場合もあります。
今年残りは、名古屋地区あります。
来年も、きっとあります。
興味をもった方、是非一度訪れてみては、いかがでしょうか。
普段見れない異世界体験ができること間違い無しです。