USB DAC(Fiio Q3)をAndroid環境で使いたい。
私はAppleのiPhone8、iPad Air、iPad mini 6、AmazonのKindle Fire HD、HUAWEIのP30 lite、OPPO RenoA を所有しています。
タンスの奥を探せば、まだ出てきますが、現在主に利用している端末達です。
最近の機種としては、iPad mini 6 くらいで、他の機種は3年以上前の機種を利用しています。(ものもちが良い?)
先日、購入した Fiio のDACヘッドフォンアンプを利用するのに、Apple MusicをApple製品で使っていました。
ハイレゾに拘らなくても、Fiio Q3は良い音が聴けます。
けど、やっぱりハイレゾロスレスの気持ちの良い音を聴いてしまうと、その環境持ち出したいと思うのです。
そうすると、iPhone 8 or P30 lite or Reno A のスマートフォン達になります。
残念ながら、iPhone 8は、空き容量が無いのです。ハイレゾロスレスの楽曲をダウンロードする余裕がありません。
Android端末は マイクロSDカードを追加して128GB以上の余裕があります。ワイヤレスもAppleでは対応していないAptXまで対応しています。それならと、Android端末にApple MusicをDonloadして聴こうと意気込んだのです。
そこから、ハマりました。
OPPO RenoA と Fiio Q3 で Apple Music
OPPO RenoAは、2019年に発売されたミドルレンジのスマートフォンです。
ミドルレンジクラスの性能があって、防水性能も高く、それでいて価格が安い。そしてTV CMも好調だったことで超売れた端末です。
CPUは、QualcommのSnapdragon™710 という性能もそこそこ良いものが搭載されています。
OSは、ColorOS 6(Android™ 9ベース)というAndroid 9では無いものです。
USBは当然TYPE Cです。「設定」からOTG接続を有効にするだけで、Fiio Q3との接続もできました。Apple Musicを再生すると、Q3に接続されたアナログヘッドフォンから音が出ます。
何故なんでしょう? iPhone8 でQ3を接続したときと、音が違います。
私の耳を疑いました。デジタル信号を素直に出してくれれば、音質が変化することは考えられないのです。しかし、音が違います。なんというか雑な音がするのです。
音はします。しかし、何故か気持ちよくないのです。
HUAWEI P30 lite と Fiio Q3 で Apple Music
もう一方のAndroid端末 HUAWEI P30 liteとも Fiio Q3を接続してみました。
P30 liteは、Kirin 740という特殊なSoCですが、性能的には十分あります。
OSは EMUI 9.0 (Android 9 ベース)であって、Android 9では無いものです。
CAMRAの性能が、とても良い機種です。
こちらもUSB TYPE Cポートで接続できます。OPPOのときのように「OTG接続を設定しなくても接続した Fiio Q3を認識して音が出力されました。
ここでさらに不可解な状況を体験します。iPhone8 でQ3を接続したときと、音が違います。OPPO RenoAと接続したときとも違います。あきらかに、どれよりも音が悪いのです。
Fiio Q3を接続して、音楽を再生すると、Fiio Q3のRGBインジケーターは黄色に変化しています。そうすると、Fiio Q3はなにかしらの 48kHzよりも高い解像度の信号を受けていることになるのです。ロスレスでもハイレゾロスレスでも、通常でも、常に黄色に点灯しています。
iPhoneと接続したときは、ハイレゾロスレスを再生すると「黄色」、ロスレスを再生すると「青」という状態でした。これが正しいのかと思ってました。
逆にOPPO RenoAのときは、ロスレス、ハイレゾロスレス、どちらを再生しても「青色」でした。
まぁ、RGBインジケーターがどういう基準で色を決めているのか、謎なところもあるので、LEDの色だけで判断もしたくないのですが・・・。
LEDの色なんか、この際どうでも良く感じる程に、音が悪いのです。
どういうことですか?
Apple Music で Androidの高解像度出力できず。
いまだに対処方法は不明です。
私の環境だけの問題なのでしょうか?
それとも、この2機種だけの問題なのか?Android 9の問題? Android 9モドキだから?
そもそも、そういう仕様?
さっぱりわかりません。
Android全般の問題なのか?Apple Musicだから何か制限されている?
以下の製品説明で、Android環境でも、OnkyoのHF Playerなら ”Supports High Resolution Audio” と記載されていました。
ポータブル DAC ヘッドフォンアンプ - THX Onyx™
しかし、以下の「Onkyo HF Player」の説明を見ると、記載されていました。
※88.2kHz以上は、Android端末の仕様により、44.1kHzまたは48kHzにダウンサンプリングされます。
まじっすか?(まだ信じてない)
そうするとUSB DAVは、Apple製品で使うのが正解ってことになるのですが・・。
Apple製品は、BluetoothのCODECがSBCのみで、AptXもLDACも未対応だし。納得いかん。
そして見つけた以下の記事
iPhoneの場合はDACの性能依存になるから安心してくれ24bit/192khz再生も可能。
Androidの場合24bit/48khz制限があったが、現行のAndroid10では24bit/192khzまでサポートになっているんだけど、それが有効かどうかはアプリ次第みたいなんだ。*ファイル再生はOK
但し、残念ながらAndroid基本性能の24bit/48khzを越えられないとしても、がっかりする必要はない。高音質なDACを接続することでDA変換性能は上がるから音は良くなる。スペックだけで判断せずAndroidユーザーもUSB-DACにトライしてみて欲しい。
まずはAndroid 9までの仕様として制限があったというのは理解。
Android 10以降で可変でDAC出力しているのかは、端末のハードウェア仕様や、アプリケーションに依存するってことで運次第なのかもしれませんね。
以下の記事でも、軽く説明されています。
ただし、Andoridスマートフォンにおいては、USB DACを利用したハイレゾ再生はアプリに大きく依存します。なぜなら、Android OSには「AudioFlinger」というミキサー機構があり、ここをバイパスさせないことにはハイレゾ再生が難しいからです。
一部のハイレゾ再生に対応した音楽アプリは、独自にUSB DACを駆動するためのプログラム(ドライバ)を収録、直接Android OSのサウンド機構とやり取りします。定番の「ONKYO HF Player」も、この方法でAudioFlinger問題を回避することでハイレゾ再生を実現していますが、意外な副産物もあります。
なんか日本語おかしいですが、AudioFlingerを通さないと音楽再生が難しいのはわかります。Googleのやるき次第ですね。困ったものです。
結論として、Android端末でUSB DAC利用するなら、Android 10以降。
10以降でも、ハードウェアが対応していなければ、いくらソフトウェアで頑張っても無理。ハードウェアさえ対応しているようなら、対応するソフトウェアを使えば48KHzを超えるデータ伝送ができる。
そもそもAndroid 9以前は、ハイレゾのルール自体が曖昧なので、いかんですね。
難しい。
PCM/WAVE including high-resolution audio formats up to 24 bits, 192 kHz sample rate, and 8 channels.
Note that this requirement is for decoding only, and that a device is permitted to downsample and downmix during the playback phase.
downsample 認められちゃったら、誰も対応しないのかもしれませんね。
今の所の結論
USB DACの購入を検討している方へ、iPhoneユーザーなら安心して買いましょう。
私も確認済みです。バッチリ動作します。超オススメです。
Androidユーザーの方、・・・・・。わかりません。
他のAndroid機種が、どうなっているのか気になって夜も寝れません。
Fiioさん 接続確認済みのAndroid スマートフォンのリスト公開してください。お願いします。このままでは安心してAndroid ユーザーにオススメできません。(T_T)
私の場合の解決手段
まずは、ハイレゾ楽曲は以下のアプリで購入してDownloadです。
Downlodしたファイルを再生TOOLをInstallします。
以下のApplicationをInstallします。
このままでは、USB DACの出力をしてくれませんので、以下もInstallします(有料)。
これで、HF Playerから、先程購入したハイレゾファイルを選択して再生です。
Fiio Q3のRGBインジケーターが「青色」から「黄色」に変化しました。ヽ(^o^)丿
その他のAndroid用 ハイレゾPlayer
他にも、いろいろとありますので、試してみようと思います。
Neutron Msusic Player
何故か、評価の高いPlayer。何が違うのだろう?
NePLAYER
AppleMusicも対応しているって本当? しかし、少し評価が低くて勇気がいる。
USB Audio Player PRO
うすーい期待として、Apple Musicアプリ本体に、AudioFlingerを利用しない再生に対応してもらうのがありがたい。
そもそもGoogleが、阿呆なAudioFlingerをちゃんと作り直すべきですね。
いくら特殊なアプリケーションで、Android端末のUSB Audio出力から高解像度のデータが正しく出力されたとしても、そのアプリケーションがUSB Audio出力を掴んでしまうので、システム全般の音含めて、他のアプリケーションからの音が一切でなくなってしまう。
そんな品質の悪いAudioFlingerを通った後のDIGITALデータがUSB Audioに渡されるので、各Android端末メーカー毎に苦労されているのが簡単に想像できます。元の音源FileのままのDIGITALデータをUSB Audioに出力するのは難しくて、AudioFlinger次第になってしまう。そりゃ音悪くなります。
Googleさん、なんとかして。
そういう面倒なことが嫌なので、やっぱりUSB DACを利用するのはiPhone系をオススメします。残念ながら。