さてさて、そろそろ何か始めないとな

さいたま市のソフトウェアエンジニアのブログ

網膜剥離手術からの白内障、数多くの眼科を渡り歩いたまとめ

過去に網膜剥離の症状で手術した左目が白内障となり、この度、白内障の手術も完了したので、経緯含めて記録しておこうと思います。

網膜剥離

網膜剥離っていうのは、目の眼球の裏側にある網膜をいうものが剥がれてしまうという症状です。

黒目の中心にある水晶体から入った光が、眼底にある網膜にあたることで光や色を認識して、ものが視えるようになるのですが、この網膜が剥がれてしまうと、剥がれた部分は、真っ黒に感じます。

網膜剥離という症状は、目に衝撃を受けることで発症する方がほとんどのようです。

しかしながら、私のように特に前置きもなく、運動していたわけでもないのに、剥がれることもあるようです。

ある日突然に黒い大きな影が目の隅に発生しました。

近所の眼科へ行ったところ、網膜剥離なのでうちでは無理と言われ、日本赤十字病院を紹介されました。

それから日本赤十字病院に行きますが、何日も検査が続き、手術は1ヶ月先で、2週間は入院が必要で、成功する確率は30%と言われました。

この医者に任せたら、「やばい」と私でも感じましたので、そこから自分自身で、症状、治療法などを検索しまくりました。

「網膜剥離」という症状は、本当に治療が大変だということです。

簡単な症状であれば完治例がいくつか紹介されていました。

しかし、私の場合、発症してから何日も検査を繰り返している間に、黒い領域が日々拡大していました。

こうなると、どこの医者もお手上げなWEB記事が目立ちます。

日本でも数名の有名な方のみが手術できるという状態みたいです。

確かに、成功する確率30%という理由がわかりました。納得しました。

納得している場合じゃないです。慌てて「別の病院紹介してください!!」とお願いしました。

いくつか名前を挙げてくれたので、ネットで見かけた眼科でお願いしました。

蔵前にある「竹内眼科」さんです。

網膜剥離手術

翌日、さっそく「竹内眼科」に行きました。

すると、明日すぐにでも手術しないと手遅れになりますと、言われました。思った以上の急展開に驚きです。

紹介元では、入院2週間と言われていましたが、ここでは入院設備が無いので、日帰り手術だそうです。近所のホテルを予約して、翌朝検診して、帰宅し自宅療養という流れになります。

部分麻酔で、椅子に座った状態で手術です。

網膜剥離というのは、眼球の裏にある網膜というものが剥がれた状態です。

どうやって眼球の裏の網膜を修正するのかというと、眼球の正面から針を入れて、眼球の裏側の網膜を修正する手術をするのです。

自分で説明していて、わけがわかりません。部分麻酔なので、目から針が入ってくるのがうっすら見えているときは、気絶しそうなくらいに恐ろしい気分です。

しかも、手術後の夜から麻酔が切れてくると、本当に激痛でした。これが一週間程度続きました。

なんとか無事に手術が完了し、いまでは、おかげさまで失明しなくて済んでいます。

網膜剥離からの白内障

網膜剥離の手術は、眼球の表から、眼球の裏を手術するので、表にある水晶体が濁ってしまう現象が良く起きるということでした。これが私が白内障になった経緯です。

一般の方でも加齢とともに水晶体が濁り、白内障となることがあるのですが、私の場合は網膜剥離の手術後に白内障となったことから、左目だけが急激に白内障となりました。視力は0.01以下です。

白内障は、薬などで濁りを取ることなどはできないらしく、濁ってしまった水晶体を取り除いて、人口のレンズと取り付けるしか対処法がありません。

それでも、まったく見えない状態よりはありがたいと思っていましたので、このままでも良いかと思っていました。

しかし、やっぱり仕事に支障があるのと、片目だと階段等で危険を感じる状況となってきたので、手術をすること検討しはじめました。

白内障の手術に悩む

手術を検討し始めると、いろいろな悩みごとが生まれます。

白内障手術で取り付ける人口のレンズは、単焦点と多焦点という種類の違いがあります。

単焦点のレンズは保険適用なのですが、近くか遠くか、どちらかにしかピントを合わせることができませんので、近くにあわせたレンズを選択した場合は、遠くを見るときはメガネが必要となります。

それに対して、多焦点というレンズは、近くと遠くと両方に対してピントを合わせることができるようになっています。だがしかし、多焦点レンズは保険適用外なので、すべて実費になるとのことでした。しかも、かなり高額です。

単焦点レンズは、水晶体の濁りは無くなりますが、結局、近くを見たり、遠くを見たりする度に、メガネをかけたりはずしたりしなければなりません。不便です。

白内障が悪化する前に手術を考えたほうが良いですよと言われていたのですが、手術しても不便さが変わらないので、結局、いままで3年程悩み続けていました。

そんなとき、加入している生命保険の先進医療特約というのがあることを知りました。

先進医療特約では、多焦点レンズのような先進医療で手術を行う場合には、全額の手術費用が払ってもらえる特約です。

しかし、残念なことに、網膜剥離の手術をしていただいた眼科では、先進医療を対応していないのです。

白内障の先進医療手術を対応している眼科をWEB検索して相談してみましたが、「あなたに多焦点レンズは向かないので、単焦点レンズで手術します」と訳のわからないことを言われました。

単焦点なら、網膜剥離の手術をしていただいた元の眼科でも対応しています。

私の目の状態を良くわかっていない新しい眼科で手術する必要はまったく無いと感じましたので、そのまま断ることにして、あきらめました。

一度はあきらめたが、さらに別の眼科に行ってみる

さらに月日が流れ、白内障の手術で先進医療対応している銀座の眼科に行ってみたところ、手術できますと言ってもらえました。

やっとのことで、対応している眼科に辿り着くことができました。

 

眼科を探すのは、ほんとうに大変です。

 

私はたまたま良い眼科を紹介してもらうことができました。

また、自分で探すときも、納得できるまで繰り返す余裕がありました。

 

皆さん、眼科を探すときは、納得できる先生がいるところをしっかりとあきらめずに見つけるようにしましょう。しかし、のんびりしている暇も無いときもあります。

慌てず、落ち着いて判断するようにしましょうと言うことくらいしか無いですね。