さてさて、そろそろ何か始めないとな

さいたま市のソフトウェアエンジニアのブログ

疫病対策の歴史が作った文化をもつ国、日本

世界中で新型コロナウイルスの感染が爆発的に広がっています。

毎日連日ニュースでも報道されている状況です。ここ最近の海外の爆発的な数字の上がり方と日本の状況の違いについて、日々思っていることを書きたいと思います。

www.mhlw.go.jp

厚生労働省のサイトにて記載されているものですが、今読むと非常に感慨深いです。

奈良の大仏が立像された経緯から話が始まるのですが、そこから日本以外の世界各地での疫病についての人々が行ってきたことについてまとめられています。

マラリア、コレラ、チフス、天然痘、結核、ペストと様々な原因不明の疫病に対して、神様や魔法使いのせいにすることが繰り返されてきていました。

現在の新型コロナウイルスに対しても、やっぱり世界中で同じようなことを繰り返している人たちが居ます。

海外でアジア系の人々に「武漢!」と罵倒を浴びせる人々、コロナウイルスの対策を必死に行っている医者や看護婦の方々に嫌がらせをする日本人達。

いつの時代も、まったく進歩しない思想を持っている方が多いものだと感じます。

 

話は少し変わって、日本というのは本当に凄い国だと思います。疫病の歴史と共に進化し続けた文化をしっかりと受け継いで継承されてきて、今があるのだと感じます。

日本の疫病対策から生まれた文化

水道水が安心して飲める

chicken-journey.com

米疾病予防管理センターが発表している水道水が飲める国は、もっとあるのですが、海外旅行に行って水道水を飲む勇気はなかなか無いですね。

インドにいったときも、飲料水はペットボトルのミネラルウォータが基本でしたが、野菜を洗ったり、スープ、食用の氷等をミネラルウォーター使うはずもなく、飲料に適さない水道水が使われているのが普通です。日本以外の諸外国、だいたいそんなもんです。

日本人が毎日綺麗な風呂に入れて、シャワーが使えるのも、このおかげです。

www.asahi.com

海外だと、シャワーのみだったり、シャワーも偶にという地域も多いようです。

下水道の整備が行き届いている

「世界中で日本の技術が使われていますね。日本は水と衛生分野におけるODA実績で世界1位の援助国」です。

https://www.mlit.go.jp/common/001037533.pdf

日本以外だと、川や海に排水されているのは不思議なことじゃないのです。

www.afpbb.com

トイレの綺麗さ世界一

www.madameriri.com

日本の方々は、もっと誇りに思って良いと思います。

海外に行ったら汚いトイレに巡り遭えます。一流ホテルでなんとか綺麗なトイレがあるものの、少し路地裏に入ったら、非常に不衛生なトイレで、とても利用する勇気は出ません。トイレ綺麗でも、下水が中途半端な整備になっている状況も日本以外では普通のことでしょう。そもそも飲めるレベルの安心した水道水が整備されているからこそ、ウォシュレットが安心してつかえるのです。

安心して飲めない水道水の国でウォシュレットつけられても怖すぎで使えません。

また、日本では一般的に風呂とトイレが別になっていると思います。これも衛生的に優れた文化です。

おしぼり文化は日本特有のもの

golden-zipangu.jp

食事の前に手を拭くことが習慣化している国は、あまりありません。

しかも無料でおしぼりが提供されるのは、日本だけです。すごい国です。

箸を使って食事するのが基本

世界の約3割の人が箸で、4割が手で、残り3割がナイフ・フォーク・スプーンで食事をしているという統計があるようです。

世界中で4割の人たちが手で食事をしていて、おしぼりや手洗いの習慣が低い状況です。飛沫、接触感染の感染症に対しては非常に危険なのは想像しやすいです。

箸、ナイフ・フォーク・スプーンで食事をする国でも、普段から日常的に使っている状況ではなく、手で食事をすることの方が多かったりする状況が各国にあります。

日本でも、ハンバーガーや、ピザを食べるときに、一般的には手で食べると思います。しかし、海外だと、おしぼりも無い状況ですから、あちこちを触った手で食事されていることになります。怖いですよね。

せめて、日本の方は、手を綺麗にしてから衛生に気をつけて食事しましょう。

ちなみに、取り箸という文化があるのも、日本だけです。人の唾がついたものを共有の鍋や皿には付けないという思いから生まれた文化です。 

街のゴミが少ない

日本の街が清潔なのは昔から!神様はどこにでもいるから常に清潔を保っていた

海外でも綺麗な都市は多いです。日本でも汚い場所はありますし、平気な顔で道端にゴミを捨てる人が居ないわけではありません。しかし、世界から見れば、綺麗な国です。

それは江戸時代に海外から来た方も驚いた程ですから、自信持って良いです。

気にせず道にゴミを捨てる人を見かけたら、日本人では無いのだと許してあげるくらいの広い心で対応してあげて良いと思います。

こういうところも、感染症予防、疫病対策には、大きな差が産まれるところだと思います。

自動ドアの普及率

sanshou-autodoor.com

最近、実感しましたが、日本の街は凄いです。家を出てから電車に乗り、買い物に行き、お店でご飯を食べて、帰ってくるまで、沢山のドアを通りますが、一回もドアに触らないで移動できることがあって感動してしまいました。

これって、凄いことですよ。不特定多数の方が接触するところに直接さわることが少なくなります。こういうことも感染症の爆発抑止になっていると思います。

タクシーでも自動で開閉してくれます。サービスだけじゃなくて、感染症対策の意図もあったのでしょうか?

家に上がるときは靴を脱ぐ

日本らしい生活様式の代表です。

www.locondo.jp

日本では昔から当然のことのように家の中では靴を脱ぎますが、海外では違います。

海外では、一般的に、外の穢を室内に持ち込みまくります。ベッドの上にも外履きのまま上がりますから、日本人からしてみれば、不衛生だなと思ってしまいます。

アラスカ、カナダ、ノルウェーなどの寒い地域では靴を脱ぐ習慣があるようですね。不思議と、感染爆発発生が聞こえてこない国々です。

火葬が主流

海外でも土葬しているところは、まだまだ多いようです。

日本でも昔は土葬が主流でしたが、明治時代に流行したコレラ以降、火葬が徹底されるようになり、今に至ります。

web.sanin.jp

海外でも多くの疫病が時代であったはずですが、感染病の死体を土葬する国が、未だにあるのだと、驚きました。

www.osohshiki.jp

アメリカ、ヨーロッパなどのキリスト教徒の多い国では、いまだに土葬が多いのだそうです。イタリアも、土葬が主流です。

まとめ

まだまだ書き足りないくらい優れた文化のある日本です。

ハグをしたり、握手をしたりというのも、一般の人たちはあまりしません。私は、会社に一ヶ月勤務しても、握手をする機会が一度もありません。それくらい人との接触をしない国民性があると思います。

私の職場で、フランスの方が多く居ますが、喋るとき、驚くくらいに顔が近いです。人の顔の目の前、顔と顔が当たるくらいの距離で話をしています。私は絶対イヤです。

中国や、アメリカ、欧州等と、日本の感染数増加の数字を同じレベルで考えている日本のクラスター対策本部って、本当に頭わるい人たちなのかなと日々思っています。

 

3つの密を避けるということを守ることは、とても大事なことだと思います。だたし、以下も十分重要だと思うので、皆さん気にしたほうが良いのではないでしょうか?と思うのです。

3つの密を避ける前に考えたい基本的なこと

  • 他人との距離が近い状態での食事を避ける。
    飛沫が食事に入ります。屋内でコーヒー飲むときも蓋付きが安心です。
  • 食事をするときは手洗いをしっかりする。
    手にウイルスが付いた状態で食べ物に触るのは避けるべきです。ハンバーガー、ピザ、寿司を食べるときは、しっかりと手を洗ってからにするように注意しましょう。スナック菓子も箸使いましょう。
  • 人と喋るときは、できるだけ距離をとって会話する。
    横に並んで会話するでもOK。日本人同士なのだから、相手の目をしっかり見ないで会話しても許されます。
  • 知らない人と、むやみに握手したり、ハイタッチしたり、ハグしたりしない。
    普通の日本人は、しないと思うのですが・・・。最近は違うのかな。
  • 喫煙者は、手を洗ってからタバコを吸う。
    ウイルスの付いた指を口元に近づける行為ですので、注意した方が良いのかな?指なめてる訳じゃないので、大丈夫だとは思いますが、念の為。

一般的な日本人の場合、それ以外は別に気にしなくても良いのではないかと思います。

普通に過ごしているだけでも、感染症対策は海外よりも何段階も上のレベルの生活をできていると思いませんか?

そんなこんなで、これからも日本の文化を大事にしていきたいと思う今日この頃です。