システムアーキテクト試験 受験記録
IPA 独立行政法人 情報処理推進機構が行っている「情報処理技術者試験 システムアーキテクト」を令和3年4月18日に受けてきました。
今まで業務が忙しいのを理由にして、勉強してこなかったのですが、若い人達がもっている基本的な知識レベルと同じであることを証明できるエビデンスが欲しいというのもあって、久しぶりに受けてみることにしました。
朝の9:30から、以下の4つの試験が連続で行われます。
- 午前Ⅰ:選択式50分
- 午前Ⅱ:選択式40分
- 午後Ⅰ:記述式90分
- 午後Ⅱ:論述式120分
朝から始まって、午後16:30までの長時間は、本当に辛いです。普段の業務で、これだけ長時間座ったまま、パソコンを使わずに作業するというのは、ありません。
少しは勉強してから望んだのですが、少しくらいでは駄目かもしれません。
しかも、私はお腹が弱いという問題も抱えておりまして、午前Ⅰの試験中は脂汗が・・。
結果、早く終わらせたい気持ちが先走ってしまって、凡ミス、ケアレスミスの連続でした。夜中に答え合わせしていて、絶望感MAXでした。
午前Ⅱ以降は、体調も復活してきて、自分でも自信のある結果が残せたのですが、午前Ⅰがバカ過ぎて、非常に残念です。
不合格通知は、2ヶ月後です。
今回の経験で、どこの分野が弱いのか、どういうところでミスするのかはわかりました。会場の雰囲気も嫌いではなくなってきたので、このまま続けてみようかなと思います。
合格目指す方は、とにかく、過去問をちゃんとやっておきましょう
情報処理試験全般に言われることですが、とにかく「過去問」です。それだけで60%はとれます。今回も合格できそうに無い人が言っても説得力ありませんが、50分の形式で25問の過去問を繰り返し行う勉強方法が一番の合格の近道だと思います。
以下のサイトは、有名ですね。試験受ける方は、ひたすらやっておきましょう。
業務に活かしたいと考える方は、もう少し踏み込んだ勉強が必要
業務に活かせる知識を身に付けたいと考えているのであれば、「過去問」のみの勉強はオススメしたく無いです。
ひたすら過去問をやり続ければ、合格はできると思います。しかし、それだけでは業務には何の役にも立たないというのも実感できています。
過去に出題された問題は、あたりまえとして、それをどのように業務に活かすのかを考えることができれば、試験に向けての勉強はとても有意義になるのではないのでしょうか?
上で紹介したサイトでは、『過去問道場』というページがあって、その中でジャンルが指定できる機能があります。
大分類として、「テクノロジ系」「マネジメント系」「ストラテジ系」と分かれていて、さらに詳細な分類にカテゴライズされていますので、まずは、「基礎理論(150)」から順番に、カテゴリ毎に進めてみてはいかがでしょうか?
そして、関連する文献をしっかり読んで、目的や内容を理解するのが良いと思います。
『こんなの受けてもしょうが無いよ』って言う技術者が多いのは、現場でも痛感していますが、こんなの基礎知識です。
基礎知識のレベルを技術者同士で少しでも高めて議論した方が、もっとレベルの高い技術的な会話ができると思います。その方が何倍も楽しい。
合格できない私が言っても説得力に欠けますが、試験に向かって勉強している過程で得られる知識は、業務で無駄にはならないはずです。
もっと、IT系のエンジニアの中で、この試験が有意義となるように盛り上がって欲しいと思っています。
秋、また頑張りましょう。
試験間際は、Twitterでフォローしておいてくれると一緒にお祭り気分で受けられますよ。
さらば立教大学 pic.twitter.com/AReggGIBvN
— あいなっく (@satesoroinackn1) 2021年4月18日
今回の試験会場として利用させていただきました。ありがとうございました。