さてさて、そろそろ何か始めないとな

さいたま市のソフトウェアエンジニアのブログ

鴻巣免許センターで本試験を受けてみた。

12月23日に、埼玉県内に1か所しか存在していない鴻巣免許センターというところに行ってきました。実は11月に原付免許のために来たばかりなので、1か月ぶりです。

鴻巣免許センターというのは、大宮駅からJR高崎線に乗車して北に25分程度の鴻巣駅というところにあります。そこから徒歩で20分程度の場所です。

朝8時45分には受付が開始されるので、その前には到着しておく必要があります。

全埼玉県民は、この試練を乗り越えなければなりません。高崎線沿線の方以外には苦行です。朝5時頃に起床して試験会場に向かわなければならない県民も多くいます。

なんとか無事に到着した後は、とても親切とは言えない窓口に行き、申請書をもらいます。証紙購入窓口で証紙を購入した後、申請書に必要事項を記入して、証紙と写真を貼って、指定された窓口にもっていき、受付が完了です。

受付が完了した後は、雑な視力検査をされて、試験会場に入ります。

試験会場に入っても、一時間ほど試験が始まりません。緊張してトイレに行きたくなるようでは負けです。水分は控えておきましょう。

シャープペンシルと消しゴムは試験会場で借りたものを使います。自分でもっていく必要はありませんし、自分で持ち込んだ筆記用具の使用は禁止です。基本受験生は信用されてません。

回答用紙と問題冊子が配られます。試験時間は50分。

文章を読んで正誤を回答する問題90問と、絵をみて3つの選択肢を選ぶ問題が5問あります。ちゃんと勉強している人であれば、どれも当たり前の問題ばかり。逆に悩むようでは、一般の道路に出た後に交通違反を起こす可能性があります。本免許の学科試験を受ける皆さんは、そのつもりで全問正解して当たり前だと思いながら挑んでください。

 

ちなみに私は、ほとんど悩まずに、100点満点のつもりで回答を提出しました。

そこから試験会場を出て、合格発表まで1時間程、ロビーで待機となります。

 

合格発表を待つ間に、偶然、先日先に教習所を卒業した二人が私を見つけて声をかけてくれました。

一人は今日が三回目の挑戦とのことでした。もう一人は今日が一回目。二人とも免許を取得するのは今回が初です。5時起きで鴻巣の僻地まで馳せ参じたようです。

 

そして、11時半頃に電光掲示板に合格した受験番号が一斉に表示されます。表示されなければ不合格ということになります。

二人の番号はありませんでした(泣

仕事で車使うらしく、どうしても必要らしいです。大丈夫なのでしょうか?

私の番号は・・・ありました。

不合格の二人にエールを送りつつ別れを告げて、合格者は指定された番号の教室に入ります。300人程度受験者がいて、100名程度は不合格となったようです。

 

合格者には、合格の通知と点数が書いた紙がもらえます。

私の結果は90点という合格ギリギリの点数でした。10問程度間違えた回答をしたらしいです。やばいです。何を間違えたのかまったく心当たりがありません。まぁ、合格いただけたので、OKなのですが・・・。

教習所で知り合った年配の教官から、「実際の路上では知識だけでは無く、運転に対する集中力や、とっさに正しい判断がどれだけできるかも重要になってくるので、学科試験でも、単純な法規の知識だけでは無くて、集中力や判断力も試されていると思って臨んだ方が良い。」という言葉をいただいていました。

本当に危なかったです。私の点数では、おそらく軽く事故起こしているレベルです。

過去に運転経験があって、原付免許も持っていて、教習所で再度学科受けなおして勉強してきて、テスト勉強もそこそこやってきた私は、本気で満点合格のつもりだったのです。しかし、90点という結果に若干落ち込んではいます。

なにはともあれ、一発で合格しました。(大丈夫?)

点数は教えてもらえるのですが、何を間違ったのかは絶対に教えてもらえません。

本当に厳しいです。私は本当に10問も間違ったのかさえ疑いたくなるレベルです。

実は裏で適当に点数の調整しているんじゃないかとか思うのです。実際、これから運転をする人たちが間違った知識をもったままにするというのは、どう考えても良くないことです。「あなたが間違えた問題はこれだから、運転するときは十分注意しなさい」という指導が交通安全のためにはあるべきと思うのです。しかし、何をどのように間違ったのか教えません。長年そういうルールになっています。これは何か別の意図があるとしか思えません。(知らんけど)

教習所の方も言っていましたが、県ごとに難易度が異なるそうです。交通事故件数の多い都道府県はテスト問題の難易度や合格率が変わってくるそうです。本当かどうかわかりませんが、実際私も埼玉県で受験してみて感じました。これは厳しい。

これから受験する方、知識だけでは受かりません。集中力と正確な判断力も求められます。あと、運と根性も必要です。頑張ってください。

 

合格者は、午後から免許証のための写真撮影を行います。

二百数十名の合格者全員の写真撮影をたった3台のカメラで行うので、とても時間がかかります。そして、写真撮影が終わると免許証の作成が行われます。

昼に合格発表があってから、免許が交付されたのは16時半でした。もう、ひたすら待つという苦行を強いられます。

運転免許を取得するというのは、本当に大変なことなんだとあらためて感じる一日でした。

 

合格した皆さま、安全運転を心がけて、事故の無いように注意しましょう。