先月、合宿教習で普通自動車免許を取得しましたが、今月は教習所に通いで普通自動二輪の免許を取得しました。
取得しようと思った理由
特に急ぎで必要であった訳ではありませんが、今のタイミングを逃すと、この先には一生取得できることは無いと思ったので、せっかくの機会なので頑張ってみました。
私は、自動車も二輪もすぐに購入の予定があるわけではありません。
駅から徒歩1分のところに居住しているため、特に困っているわけではありません。
しかし、今後もここにずっといるのかはわかりません。また、旅行先等の移動手段としても、電車では移動できないところが多くあります。
必要なタイミングのときにレンタルで車なりバイクを手配できれば、移動手段が確保できるようにしておきたかったのです。
電車以外の移動手段が必要となってから、免許を取得する程の時間が確保できるとは思えませんし、そのころにそれほどの気力が残っているかもわかりません。
そして、中型のバイクに乗ってみたかったという単純な理由です。
学生の頃、50ccのギヤ付きのオフロードバイクを乗っていましたので、バイクのクラッチ操作は慣れています。バイクはマニュアルが楽しいのです。
普通自動車免許をもっていれば、自動二輪は学科が免除となります。教習所で技能教習のみを受けて、卒業することができれば、免許を取得することができるのです。
免許センターでの学科試験は、もうやらなくて良いのです。これは取るしか無いですよ。
昨今、自動二輪を取得する人達が非常に増えすぎて、取得困難な状態
昨年末、合宿教習でも、自動二輪の免許のために来ている人がたくさんいました。
埼玉県内の教習所は数多くありますが、どこも自動二輪の入校は4月以降まで受付を停止している状態になっている程に、自動二輪を取得しようとしている人達が多い状況です。
唯一、受付をしている教習所が、岩槻にある「いわつき自動車学校」でした。
この教習所は、どんなに人が多くても受付を止めないらしいです。
そのため、混雑時は入校できても、教習の予約一週間先までとれなくなることもあるようです。私は1月の4日から入校をさせてもらい、その次の日から、なんとか毎日1コマずつ技能教習を予約することができて、進めていくことができました。
毎日行く度に、今日が初日という人がを4人程度見かけました。毎日教習生が増えていくのを感じました。
いわつき自動車教習所は、二輪専用の広いコースをもっているのですが、毎回運転初日のバイクがコースを走っている中での教習となってました。初日のバイクが私の目の前で転倒していたり、エンストしていたりするので、後続車は、前が復帰するまで待たなければならず、練習時間が削られることがしばしばありました。
何故、こんなに二輪免許取得者が増えているのか不思議です。
なぜバイクの免許を取ろうと思ったの?教習生調査でわかったイマドキの動機とは? | MOTOINFO(モーターサイクルインフォメーション)
教習所に生徒殺到 がぜん盛り上がるオートバイ 若者や女性、リターンライダーらが熱視線<まちビズ最前線>:東京新聞 TOKYO Web
これだけ多くの人達が二輪の免許を取得しようとしているのは、もしかしてドラマとかアニメの影響なのでしょうか?
私が思いつく最近のアニメは、「スーパーカブ」と「ゆるきゃん」くらいです。
女子の取得者も本当に多い印象です。400ccの車体は本当に重いので、小さい女子には起こすの大変そうでした。
自動二輪教習の感想
私が通ったのは、埼玉県さいたま市岩槻区にある「いわつき自動車学校」というところです。
普通自動車免許を所有している私は、学科の免除となるため、技能教習のみをクリアすれば良いという状態になります。
普通二輪の技能教習は、1段階が最短9時間、2段階が最短8時間+学科1時間という決まりになっています。1時間ごとに決められた技能水準をクリアしていないと先にすすめませんので、1段階を最短で終わらせられるとは限りません。
バイクに初めて乗る人や、クラッチ操作が慣れていないのであれば、最短での卒業は難しいと思います。そこは覚悟した方が良いと思います。そこで追加の料金が発生します。
自動車と違い、隣に教官がずっとついて指導してくれません。最初に数分説明をされて、あとは一時間自分で練習という状態です。何かあっても補助ブレーキなんてありません。教習所内のコースでも沢山のバイクが同時に走行している状態なので、自分で安全確認が必須です。
左手でクラッチ、左足でギアチェンジ、右足でブレーキ。これが初日からできないことには練習自体も成立しません。経験者の私でも苦労しているのに、経験の無い皆さんが良くできるなと感心してしまいます。
S字、坂道発進、急発進、急制動、スラローム、一本橋、クランク・・・と技術的に難しい課題が沢山あるのですが、二輪の教官はあまり説明をしません。
二輪の教習では「とりあえず、やってみて」と毎回言われます。これに慣れるまでは、毎回「えっ?」って思いました。
できないと説明してくれますし、不明点を質問すれば答えてくれるという感じです。
- 「とりあえず、やってみて」と言われて、課題をやってみる。
- 失敗する。
- 説明してもらう。
- もう一回やってみる。
- 完璧にできるようになる。
これで、ほぼ一時間が経過して、学科教習の一コマが終わってしまいます。毎時間毎に、このサイクルで次々と課題をクリアしていかなければなりません。その一時間でやりきれなければ、最短時間での卒業は難しくなるのです。
自信無いと思う方は、いわつき教習所では「安心パック (+¥17,600)」というのがあるので、最初に追加で払っておけば、何時間追加技能教習が発生しても、それ以上追加のお金が必要ありません。
私は「安心パック」も使わず、最短で卒業しました。凄いんです(えっへん)
実は、一本橋という課題については、卒業検定の二日前まで落ちてしまうことが結構ある状態でした。落ちずに渡れるようになったのは、一日前でした。やばかったです。
卒業検定という中で、一本橋で車体が落ちたら、即中止です。ダメなのです。
本当にギリギリでした。
なんとか最終日までには仕上げて、見極めOKをもらって、卒業検定に臨むことができました。
教習所以外では練習しようが無いので、本当に難しいです。
とにかく、
私は、無事に教習所を最短時間数で終了し、卒業検定も一発合格しました。
先日、無事に免許センターにて免許証を書換えしてもらいました。
めでたいです。
皆さん、スゴイと讃えておいてください。
マニュアルバイク、楽しいですよ。
教習所卒業してしまうと、バイクに乗れない状況なので少し寂しいです。
体が覚えているうちにバイク乗りたくて、うずうずしてる状況です。
MT25, MT30, SEROWに乗りたいです。YAMAHAかっこ良い。
これから新しくバイクに乗る方も、バイクに慣れている方も、十分注意して、安全運転で!!
※TOPの写真は、以下からお借りしました。
川沿いに停めたバイクのフリー素材