さてさて、そろそろ何か始めないとな

さいたま市のソフトウェアエンジニアのブログ

PCのMotherBoard交換してみた。ASUS TUF GAMING B550M-PLUS

自宅PCの部品を交換

久しぶりにPCの部品を購入して入れ替えてみました。

以前、更新したのが2020年なので、実に4年ぶりです。

www.inack.tokyo

4年前に組み立てたPCには、音楽、動画の鑑賞や、ブログ作成等しか使わない私にとっては、特に大きな不満も無く、実に安定して動作していたので、あまり気にしていませんでした。

しかし、当時組み立てたときに選択した構成では、困ったことが若干ありました。

Windows11がインストールできない。

Windows11のハードウェア要件を満たしていないため、インストールができない。

私が使っているB450 Chipsetのマザーボードは、UEFIに対応していなかったので、Windows11 readyとなっていなかったのです。

最新のグラフィックボードが動作しない。

B450 Chipsetのマザーボードは、PCI Express 3.0という規格までしか対応していません。そのため、最新の主流となっている PCI Express 4.0に対応したグラフィックボードが使えない状況でした。

マザーボードを交換

先日、Socket AM4に対応して最新のAMD CPUが発売されました。

pc.watch.impress.co.jp

本当に息の長いCPU Socketを開発して市場投入できたAMDは立派だと思います。

Intel系では、すぐに規格が大きく変わってしまって、CPUをUpgradeしようと思ったら、マザーボードから交換しなければならず、結局全部交換する羽目になり、新規でパーツ揃えて作るのと変わらなくなるというのが良くありました。AMDのCPU Socket AM4 では7年物間使われ続けて、新製品も出してくる規格というのは、本当にすごいことです。

7年の間、大きな技術進歩が無かったのか、それとも7年後の技術を見越した規格を作れた結果なのか、・・・どちらとも言えますが、個別にPCパーツを購入して組み立てるユーザーにとっては、嬉しい限りです。

4年前に私が作成したときのCPUもSocket AM4です。最新のCPUに乗せ返したい衝動に駆られました。

が、しかし、4年前のマザーボードでは、最新のCPUが載せられない。まとめて交換するには、出費がでかい。

ということで、現在のCPU、DDRメモリー、M2 SSD、グラフィックボードなど、一式全て流用することにして、まずはマザーボードだけを交換してみようと思い立ったのです。

 

ASUS TUF GAMING B550M-PLUS

今回、選定したマザーボードは、ASUS製の「TUF GAMING B550-PLUS」です。


現状の「TUF B450M-PLUS GAMING」と同じシリーズにしました。

実績から、安定性と使いやすさは間違いありません。

ASUS製品独自のAURA SYNCというものにも、どっぷりとハマってしまっています。

昨年、AURA SYNC対応のキーボードとマウスを購入してしまっているので、ASUS縛りの罠にしっかりハマっております。

部品をASUS製のAURA SYNC対応製品にそろえることで、良い感じに同期して発光します。

ASUS AMD B550 搭載 AM4 対応 マザーボード TUF GAMING B550M-PLUS 【MicroATX】

 

マザーボードのみの交換も楽しい。

PCケースを開けて、グラフィックボードを外し、電源ユニットやPCケースから接続されているケーブル類を外して、マザーボードをPCケースから取り外します。

マザーボードから、DDRメモリー、SSDを外します。

私のPCでは、ちょっと特殊なCPUクーラーを搭載しているので、これが一番の難関でした。4年前に一体どうやって取り付けしたのか思い出せません。CPUをマザーボードから外して、新しいマザーボードに付け直したいだけなのに、それ以前のCPUクーラーが外せないのです。なんとか過去の記憶を頼りに気合で解体しました。

全部外し終えたところで、新しいマザーボードに外した部品を取り付けていきます。

PCケースからのスイッチ配線、LED配線、USB配線を接続して、ケースFANとCPU FANのコネクタを接続します。そして、ケースFANとCPU FANが連動して発光するように、マザーボードのRGB端子に接続します。

最後に、グラフィックボードを挿して、ATX12V電源12pinを接続して、完了です!

同じメーカーのマザーボードなので、レイアウトも似ていて、作業サクサクでした。

あとは、電源ボタンを押すだけです。

光るFANは、美しい。

電源スイッチ、ON。

FANが回って、美しく光っています。

しかし、

起動しませんでした。

画面表示もありません。

orz

マニュアル読み直しです。

・・・・

・・・

以下の記載を見つけました。

「8ピン+12V電源コネクターには、必ず8ピン電源コネクターを接続してください。」

「ATX12V version2.4 またはそれ以降の規格に準拠した電源ユニットを使用してください。」

あ、これだ。

以前のマザーボードには無かった電源端子が、新しいマザーボードには追加されていました。

今まで、8ピン電源コネクターなんて使ったことがなかったし、ATX電源が version2.4 なのかも意識したことがありませんでした。

夜中に電源が買える場所はありません。

私が今利用している電源は「Antec NE550GOLD」というものです。

NeoECO GOLD | 株式会社リンクスインターナショナル

製品情報を見ても、version良くわかりません。

しかし、箱から、今まで使っていなかったATX12V 4pin+4pin のケーブルが発掘できました。

早速、追加の8pin電源接続です。

 

BIOS画面出た。

(教訓:マニュアルはしっかり読みましょう。)

ATX電源を購入する際は、versionもしっかりと確認しましょう。

Windows10起動せず。

新しいマザーボードに取り付けたSSDには、Windows10がインストールされていた状態のままだったのです。そのため、あわよくば、そのままWindowsが起動してくれることを願っていたのですが、残念ながら起動せず。

BIOS画面で確認しても、起動できるデバイスは存在していないらしい。

どうやら、UEFIに対応していなかったマザーボードで使っていたSSDのフォーマットそのままではダメだということらしい。

再インストールだ。

こんなときのために、普段からドキュメントはOneDriveやGoogleDrive、その他、消えたら困るものはOSとは別のSSDに確保するのを心がけましょう。

そうすれば、いざというときにOSの再インストールのハードルは下がります。

アプリの再インストールは面倒ですが、ごちゃごちゃと不要なアプリが入っている状態をきれいにする意味でも、定期的に新規のOSで再インストールした環境は快適になります。たまに新しい賃貸物件に引っ越しして新規一転するのと同じ感じです。

ライセンス認証も、Micrisoft Storeに移動して再アクティベーションするだけなので、簡単です。

 

ということで、なんとかマザーボードの交換が完了できました。

次は、グラフィックカード、CPUと少しづつUpdateしていく基盤が整いました。

\(^o^)/

 

現在のPCパーツスペック

 

誰かの参考になればと、思います。

 

安定した信頼性を求めるなら、2020年に発売された、このマザーボードで十分なんじゃないかと思うわけです。

そして最新のAM4ソケットのCPUもB550 Chipsetで動作させることができます。

 

価格も電力消費も発熱も低く抑えられるので、お勧めです。